どんなふうにしようかな?
身近にある素材を使いながら、毎日のように遊びに必要なものをつくっている黄組(4歳児)さん。
運動会で、赤ちゃんを表現したりフープを使ったりした経験が、遊びのなかにも取り入れられています。
赤ちゃんに柔らかいご飯(離乳食)を食べさせたいと、つくり方を動画で見て、
まずは新聞紙を丸めて周りには折り紙を巻き、野菜をつくるとことに。
すると、それをちぎって水の中に入れた子どもたち。
水の中ですりつぶすと、柔らかく、細かくなり・・・
ドロドロ状になってきて、「本当の離乳食みたいになった!」と、子どもたちは大喜び。
「紙は水に入れると溶けるね」「すごーい!!」「ぬれると柔らかくなるんだ!」と発見。
また、運動会でフープを使ったことがきっかけで、
以前から身の周りにある“輪”を探していた子どもたち。
「ドーナツをつくってみたい!」という声が聞かれ、「どんなふうにしようかな?」と、
みんなで考えていきました。
「ドーナツは柔らかくて、丸い形(輪)だから…」
「段ボールでつくったらどうかな?」「プチプチ(気泡緩衝材)もいいんじゃない?」など、
意見を出し合い、実際にその素材を触ってみることに・・・
「新聞紙でつくるのはどう?輪をつくりやすいよ」「新聞紙は形が変えられていいね」
「段ボールより柔らかい」という意見が多く、新聞紙でつくることに決定!!
「チョコとイチゴ味とか…」「トッピングもしよう!」と、盛り上がっています。
子どもたちは、日々、遊びに必要なものをつくったり、そのなかで気づいたことを友達と伝えあったりすることを通して、それぞれの素材の特性に気づいているようです。
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上記の保育は、本園のPYP探究ユニット「素材の活用」のカリキュラムとして計画しております(PYPについてはこちらをご覧ください)。
◆教科の枠をこえたテーマ:この地球を共有するということ
◆中心的アイディア(Central Idea):素材にはそれぞれ特性があり人はそれを活用する(PYPでは、探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central Idea)と呼びます。)
◆探究の流れ:・素材のもつ特性・素材の機能・素材の特性のいかし方