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11月, 2025の投稿を表示しています

季節を感じながら生活する子どもたち

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 秋の自然物を使っていろいろな遊びを繰り広げてきた赤組(3歳児・満3歳児)さん。 「まぁるいドングリって、よく転がるね。クヌギっていうんだよね」 「匂いのする葉っぱ、お庭にもあったけど、カツラとは違う匂い!」 「くっつく草(センダングサ)っておもしろいね!服や帽子、座布団にもくっついた!」 「テーブルにはつかないよ、何でだろう・・・」 遊びながら、たくさんの気づきが生まれ、「なんでだろう・・・」と思ったことを調べるうちに、いろいろな知識も得ていったようです。 「秋の旬な食べ物」にも関心を持ち、給食の時間も活発に秋探しをする姿が! 「秋の自然」の探究活動をすすめる中で、自分たちの身の回りの自然に目を向け、それを取り入れて遊んだり、季節を意識しながら生活したりすることで、子どもたちの自然への関心が高まっていったように思います。 そして、これまでの秋の風景からまた少しずつ変化が・・・ 先日、風が吹いて、園庭の木から落ち葉がたくさん舞い散ってきました。 地面が落ち葉でいっぱいになると、 「葉っぱのじゅうたんみたい!」と言いながら、嬉しそうに葉っぱ集めをしたり、葉っぱをシャワーのようにしてかけあったりして遊んでいた子どもたち。 「なんだか、木がはだかんぼうになってきているね」 と、変化を感じているようでした。 また、お散歩に出かけた際には、遠くに富士山を発見! 「あっ、富士山!白いのは、雪だよね!」 「だって、もう冬だもんね!」 「冬は、サンタさんも来るんだよね?」 子どもたちの会話の中にも、「冬」という言葉が聞かれるように・・・。 『秋』を意識して過ごすことで、季節は変化していくことにも気がつき、次の季節である『冬』にも関心が出てきているようで、嬉しく思っています。 これからもこうした体験を積み重ねて、 「季節は、私たちの生活とつながっている」ということを感じとっていってほしいと思います。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 上記の保育は、本園のPYP探究ユニット「秋の自然」のカリキュラムとして計画しております(PYPについては こちら をご覧ください)。 ◆教科の枠をこえたテーマ:世界はどのような仕組みになっているのか ◆中心的アイディア(Central Idea):季節は、私たちの生活とつながっている(PYPでは、探究の末子どもたちに実感を伴って理...

こうしたら、みんなで気持ちよく過ごせるね!

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 これまで、遊んだ後の振り返りの時間を大切に過ごしてきた青組(5歳児)さん。 日々の積み重ねのなかで、みんなのアイディアがたくさん詰まった遊びになっていきました。 その遊びが盛り上がっていった頃には、他学年の友達、保護者の方、他園の先生方など、 いろいろな人に遊んでもらう経験も。 そのたびに、「楽しかったよ」「よく考えたね」「さすが青組さんだね」など声をかけられると、とても嬉しそう。 自分たち以外の人に遊んでもらうことで、「みんなが楽しめる方法」について、新たな気づきも増えていきました。 そんな子どもたちと、「みんなでなかよく、気持ちよく過ごすための方法」や自分自身の行動について振り返り・・・ 「(使いたいものが一つしかなかったら)ジャンケンをして順番を決める」 「(相手が)話したいことが話しやすいように、笑顔で聞く」 「伝わるように心を込めて言う」「全員で集合して会議(話し合いを)する」など、 今まで経験したことを次々に発言したり、その意見一つ一つに拍手で賛同したりする姿に、 「何か問題があった際にはいろいろな方法によって解決していける」ということを実感しているようで、頼もしく思いました。 これからも様々な方法を使いながら、仲間と心地よく過ごす時間を積み重ねていってほしいと思います。 ・・・・・・・・・ 上記の保育は、本園のPYP探究ユニット「ダイナミックワールド」のカリキュラムとして計画しております(PYPについては こちら をご覧ください)。 ◆教科の枠をこえたテーマ:この地球を共有するということ  ◆中心的アイディア(Central idea):様々な方法によって、コミュニティー内の問題は解決する  (PYPでは、探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central idea)と呼びます。)  ◆探究の流れ:・よい人間関係の特徴・コミュニティー内の問題解決・よい人間関係をつくるための個人の責任

“ちきゅうにやさしい”マークみ~つけた!

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様々な素材を使って「お祭りごっこ」を繰り広げてきた黄組(4歳児)さん。 先週の「ダイナミックワールド保育参加」では、おうちの方やお客様をお迎えすることができ、とても嬉しかったようです。「いっぱいお客さんが来てくれて、楽しかった!」「みんなで、盆踊りを踊れて楽しかった!」と、満足気な子どもたち。 その後も、「もっと、手づくり楽器を増やしたい」 「焼きそばは、『大・中・小』の入れ物をつくったらいいんじゃない?」 などと、アイデアを出し合っています。 遊んでいるうちに、「ダンボールって書いてある!」と身近な素材には、識別表示マークがついていることに気づいた子も。「マーク見つけた!」「もう25個も見つけたよ」と、マーク探しが盛り上がりはじめました。 「これ何のマークかな?」 「“紙”“プラ”って書いてあるんだよ」 「リサイクルするときに、見るんだよ」と、 リサイクルというワードも出てきました。 「おうちでも、マークみつけてきたよ!」「お菓子の箱にもあったよ!」 と、おうちから持ってきて紹介してくれる子も。 給食のときには、「お皿にもマークがあった!」「“ちきゅうにやさしい”マークがある!」と、大喜びな子どもたち。 マークにはどんな意味があるのか知りたいと、本を見て調べる姿も。 こうして、身近な素材を遊びに使ったり、マークに興味を持ったりするなかで「エコ!エコ!」と、声を掛け合う微笑ましい様子も見らます。 「地球や環境に優しくする」ことを、子どもたちなりに少しずつ意識し始めているようです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 上記の保育は、本園のPYP探究ユニット「素材の活用」のカリキュラムとして計画しております(PYPについては こちら をご覧ください)。 ◆教科の枠をこえたテーマ:この地球を共有するということ ◆中心的アイディア(Central Idea):素材にはそれぞれ特性があり人はそれを活用する(PYPでは、探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central Idea)と呼びます。) ◆探究の流れ: ・素材のもつ特性・素材の機能・素材の特性のいかし方