“地球にやさしい”自分たちにできること

様々な素材を使って遊ぶなかで、識別表示マーク探しが盛り上がっている黄組(4歳児)さん。

「先生!またマーク見つけてきた!」「写真で撮ってきたよ~」
「“ミックスパッケージ”のマークも2つあったよ」などと、
おうちから見つけてきたマークが日々たくさん紹介されています。
身近な素材以外からも、「“地球に優しい”マークを見つけたよ」と、
おうちの方のお仕事用の服にワッペンされている様を紹介してくれる子も。




先日、黄組の保護者のみなさまに提供をお願いした食品トレイにも、よく見ると「“地球にやさしい”マーク」がプリントされているものもあり、「“地球にやさしい”」は、黄組さんのちょっとしたキーワードになっています。「“地球にやさしい”ことってどんなことかな?」「どんなことしてる?」と、みんなで考える機会も大切にしています。


また、マークにはどんな意味があるのか知りたいと、本を見て調べていると、牛乳パックがトイレットペーパーに生まれ変わっている過程が載っていて「本当にトイレットペーパーになるかやってみよう!」と、紙の再生も実験しています。
牛乳パックのフィルムをはがしてから、細かくちぎることから開始。他にも、新聞紙も再利用されていることを知り、試してみることに。



水に浸して一晩おいてから、さらに細かく混ぜて、パルプ状に。


水を切って乾かすと、再生紙の完成!「本当に紙になったね」と嬉しそうな子どもたち。


課外教室のおやつ後に、ゼリーカップを再利用したいと、声を掛けてきてくれる子もいます。
生活のあらゆる場面で、「おうちでも、洗って使ってるよ」「マークを見て、(リサイクルステーションに持っていけるように)分けてる」という声も聞かれ、おうちの方もご一緒に、“地球にやさしい”活動をしてくださっていることが伝わってきて、嬉しく思っています。


来たる「たのしい音楽会」の黄組合唱曲は、「地球」がテーマの歌です。これからも、“地球にやさしく”自分たちでできることに取り組んでいってほしいと願っています。

黄組のおうちの皆様には、製作に使う食品トレイのご協力や、日頃より、さまざまな素材のご提供をいただき、ありがとうございました。
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上記の保育は、本園のPYP探究ユニット「素材の活用」のカリキュラムとして計画しております(PYPについてはこちらをご覧ください)。
◆教科の枠をこえたテーマ:この地球を共有するということ
◆中心的アイディア(Central Idea):素材にはそれぞれ特性があり人はそれを活用する(PYPでは、探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central Idea)と呼びます。)
◆探究の流れ:
・素材のもつ特性・素材の機能・素材の特性のいかし方

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