日本の昔のものにたくさん触れて
日本の昔のものへの興味関心が続いている赤組(3歳児・満3歳児)さん。
先日、シルバーボランティアの皆さんから、昔の遊びを教えていただくと、
さっそくその経験を活かして遊び出す姿が。
あやとりをしたり、
竹とんぼを飛ばしたり・・・
「この間、教えてくれたおじさんが、下の方を持って飛ばしてたから、やってみたら、よく飛んだよ!」
と、教えていただてコツをつかんだ子もいました。
フランスのお姉さんが来園した際には、自分たちが知っている日本の遊びや道具を、積極的に教える場面も。
お友達や保育者と一緒に、伝承遊びにも挑戦!
「かごめかごめ」や「あわぶくたった」など、歌やルールを覚え、誘いあって遊ぶ姿も見られます。
こうして、日本の昔のものの探究をすすめてきた赤組(3歳児・満3歳児)さん。
今日は、生田流 宮城会所属の窪田礼子先生と正宗さやか先生、
そして童謡歌手の若林秀和先生においでいただき、
日本の伝統的楽器である「お琴」の演奏と、演奏に合わせたお歌を聴かせていただきました。
まずは、お琴を見せていただき、どんな音色か聴かせていただくと、
子どもたちは、その音色に一瞬で惹き込まれていた様子。
先生から、お琴は400年も昔から伝わる楽器で、桐の木でできていること、象の牙でできた爪をはめて、
弦をはじいて音を鳴らすこと、その弦は13本あることなどを教えていただきました。
そして、一人ひとり、お琴に触れ、弦をはじかせていただくことに。
ピンと張った弦に触れると「音が出た!」「きれいな音がしたよ」「(弦は)硬かった」と嬉しそう。
最後は、青組(5歳児)さんもスカイホールに集まり、一緒にお琴の演奏とお歌を聴かせていただきました♪
「ゆき」「豆まき」「赤鬼と青鬼のタンゴ」「ようちえんの歌」「うれしいひなまつり」を、子どもたちも一緒に合唱!
そのあと特別に、青組(5歳児)さんと若林先生とで「ビリーブ」を大合唱!
スカイホールは、素敵な音色と歌声に包まれました。
1月から日本の昔のものを、いろいろな方法で探究してきた赤組(3歳児・満3歳児)さん。
日本の昔話のなかに、今とは異なるものを見つけたり、
昔話の世界を再現してごっこ遊びをしたり、音楽リズムで表現したり・・・
昔の生活で使われていた道具に実際に触れ、身につけたりもしてきました。
これらの経験をとおして、昔の人の気持ちに思いを馳せたり、
今もなお伝承され大切にされている行事や風習があることを知ったりするなかで、
「昔から伝わるものを、これからも大切にしていきたい」という心が育まれていってくれたら嬉しく思います。
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上記の保育は、本園のPYP探究ユニット「ぼくたちわたしたちの住む日本」のカリキュラムとして計画しております(PYPについてはこちらをご覧ください)。
◆教科の枠をこえたテーマ: 私たちはどのような場所と時代にいるのか
◆中心的アイディア(Central idea):日本には、昔から伝わる大事なものがある
(PYPでは、探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central idea)と呼びます。)
◆探究の流れ:
・昔から伝わる日本の行事や遊び
・日本の昔話
・日本の昔と今