探究ユニット「みんなで表現しよう」がスタートしました
先週の敬老参観日では、おじい様おばあ様をはじめ、たくさんのおうちの方をお迎えして、
1学期に探究した「いろいろな国」のことを伝えました。
その際、言葉だけでなく、ジェスチャー、絵、歌、ダンス、つくったものを使うなど、
いろいろな方法を取り入れていた青組(5歳児)さん。
自分たちの伝えたいことが伝わる喜びを、実感していたようです。
そんな経験をした子どもたち。
「言葉を使わなくても伝わるもの」探しが始まりました。
「これは、ももぐみさんがお昼寝してるよ、って教えてくれてる絵かな?」
「黄組(4歳児)さんの時に探究したエコマークだ!これもマークを見ただけでわかるね」と、
身の回りに表示やマークに興味津々。
「これはなんでしょう?」とクイズに挑戦したクラスも!
「幼稚園の中にあるところを表している」というヒントをたよりに、子どもたちは一生懸命考え・・・
実際にその場所に行って答えを確かめたりもしました。
「おうちに帰るときに、こんなの見たよ」と、
絵本の1ページを友達に見せたり、実際に描いたりしたことをきっかけに、
標識がいっぱいある小さな街づくりも始まりました。
運動会に向けて古屋記念堂へ行ったときには、いろいろな標識やマークを発見してとても嬉しそう。
これから運動会に向けて「表現」をしながら、
身の回りにあるビジュアルイメージを探したりその意味を考えたりしていきたいと思います。
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上記の保育は、本園のPYP探究ユニット「みんなで表現しよう」のカリキュラムとして計画しています(PYPについてはこちらをご覧ください)。
◆教科の枠をこえたテーマ: 私たちはどのように自分を表現するか
◆中心的アイディア(Central idea):ビジュアルイメージ(視覚的に表されているもの)はメッセージを伝える
(PYPでは、探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central idea)と呼びます。)
◆探究の流れ:・ビジュアルイメージから感じること・ビジュアルイメージでのメッセージの伝え方・ビジュアルイメージによる表現