PYPユニット「いろいろな国」

国際バカロレアPYP探究ユニット「いろいろな国」が始まった青組(5歳児)さん。
(PYPについてはこちらをご覧ください)
このユニットは「私たちは誰なのか」という
教科の枠をこえたテーマのもと行う探究活動のひとつです。
 
5週間かけて探究をすすめていくなかで
「世界にはさまざまな国があり、それぞれの人々によって大事にされているものがある」
ということを、実感を伴って理解してほしいと願っています
(PYPでは、こうした探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、
中心的アイディア(Central idea)と呼びます)
 
このユニットでは
・それぞれの国で有名なもの、大事にされているものは?
・それらが有名になったり、大事にされたりしている理由は?
・それぞれの国で大事にされているものを周りのひとにも伝える
という探究活動を、子どもたちとともにしていきます
 
臨時休園中は、幼稚園から配信した動画を通じて
日本や世界の国々に興味を広げていた様子の子どもたち。
幼稚園が再開すると、「うちにも日本のものがあったよ」と話してくれたり
民族衣装や外国のお金などを持ってきてくれたりしていました。
保護者の皆様には、ご協力いただきありがとうございます。
遊びのなかでは、国旗を取り入れたり、
身近な素材を使って世界の料理をつくったりする姿もみられます。
先日は、インドネシア、中国、タイ、ベトナムから来ている留学生から
「動画を通じて自分たちの国のことを知ってほしい」と
母国を紹介するビデオレターも届きました。
映像を見ながら
「この料理はどんな味がするんだろう」
「(インドネシアの)服は、いつ着るんだろう。記念日かな?」
と、疑問が生まれた子どもたち。
その疑問や、ビデオレターへのお礼の気持ちを
留学生に伝える方法を話し合い
「ぼくたちもビデオをつくって送ろうよ!」
と、みんなで動画をつくることにしました。
「ビデオレターつくってくれてありがとうって言おうよ」
「伝わりやすいように、その国の言葉でありがとうって言おうよ」
「お兄さんたちの国の国旗を持ってたら(お兄さんたちが)嬉しいんじゃないかな」
と、みんなのアイディアがたくさん詰まった動画ができあがりました。

今日は、インド、ザンビア、ロシア、ブラジルから来ている留学生と
Web会議ツール「Zoom」を使って交流。
画面に映るお兄さんお姉さんの姿に子どもたちは大興奮でした。
「インドには、日本の“でんでんだいこ”と同じようなおもちゃがあるんだよ」
「ザンビアにの伝統的な家は、屋根が枯草、壁が泥でできているんだよ」
「ロシアでは、クリスマスが1月7日で、お正月が12月31日なんだよ」
「ブラジルには、お肉を串に刺して焼くシュラスコという料理があるんだよ」
というお兄さんお姉さんのお話に目を輝かせて聞いていた子どもたち。
新しい生活様式ならではの交流を通して
世界のいろいろな国で大切にされているものや、
有名なものを知ることができ、
今日もたくさんの刺激を受けたようです。

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