投稿

1月, 2025の投稿を表示しています

どのお話にしようかな?

イメージ
みんなでお話を読んだり、手づくりのペープサートや人形を使って物語を再現したりしながら、いろいろなお話の世界を楽しんできた黄組(4歳児)の子どもたち。友達と一緒に、絵本に出てくる登場人物の台詞を言ったり、なりきったりしていることを楽しんでいました。 そして、みんなで劇遊びをすることに。 たくさん読んだ作品の中から、クラスみんなで何にするのか話し合い・・・ 『スイミー』(作:レオレオニ・訳:谷川俊太郎)、 『そらまめくんのベット』(絵・作:なかや みわ) を題材に選びました。 どちらのクラスも数日かけて、みんなが納得するまで、話し合いを積み重ねていきました。 「私は、“にじいろのさかな”がいい!」「“999ひきのおたまじゃくし”も楽しいよ」 「絶対にこれにしたい!!」など、それぞれがしたい作品を積極的に伝え合い、意見のやりとりが活発になってくると、一つに決めるための方法を提案する子も出てきました。 「先生に決めてもらったら?そうしたら、みんながあれがいいこれがいいで、けんか(言い合い)することもないし、仲良く決められるんじゃない?」という提案には、 「それもいいね」「でも、みんなですることだから、みんなで決めたいな」という声が聞かれたり、 「(選んだ友達の数が)多いのにしようよ」という意見には、 「選んでない(作品になった)お友達は悲しくなっちゃうよ」という声もあがりましたが、 「ならなかった(選ばれなかった)人は、頭の中でイメージして、劇をしたらいいよ」 「幼稚園のお庭は広いし、好きな場所で自分のしたかった劇をしたらいいじゃん」 と友達の気持ちを大切にした意見が出たり、 「一つに決めないで、みんながしたいって言ったお話をごちゃまぜにしちゃえばいいんじゃない?そうしたら、みんなしたいのができるよ」というかわいらしいアイデアも。 最終的には、「じゃあ、やっぱりみんながいいって思うのにしたらいいじゃん」 「でも、みんなの気持ちを一つにするのできるかな?」という声が聞かれ、 どうしてその作品がいいと思うのか、みんなが納得するように理由も添えて伝えることにしました。 「その理由も素敵だから、そのお話でもいいと思った」 「こっちのお話にしたかったけど、それも楽しそうだからいいね!」など、少しずつしぼられていき・・・作品が決まっていきました。 一人ひとり、好きなものが異なるように、...

“昔”を取り入れた遊びがいっぱい!

イメージ
『日本の昔のもの探し』をすすめている赤組(3歳児・満3歳児)さん。 日本の昔話を読んでいくなかで、「履いている物が違う!」「背負子しょってる!」など、今と昔を比べながら違いを見つけては、ボードに貼っています。 おうちからも、「洗濯板」「黒電話」「だるま落とし」など、 昔の生活のなかで使っていた物、玩具などが、いろいろ集まってきて・・・ その中には、子どもたちにとって、初めて見るもの、使ったことのないものも! 「どうやって使うのかな?」と使い方を尋ねたり、 「やってみたい!」と楽しそうに遊んだりしています。 「先生、着物着たい!」「わら草履履いてもいい?」と嬉しそうに身につけたり、 遊びの中に取り入れたりする姿も。 昔からある遊びにも挑戦! 『とんとん相撲』では、「はっけよーい、のこった!!」「がんばれ~」と、歓声があがっていました。 昔の生活について知っていくうちに、 遊びの中にも日本の昔の世界が広がってきています! 「昔の家は、紙の窓(障子)でできてるよ!」 「釜土でご飯を炊くんだよね」 「こうやって、吹いて火をつけるの、みたことある!」 昔の人の生活を再現して遊びながら、 今と昔の違いを楽しんだり、昔の人の気持ちを想像したりしている子どもたち。 まだまだ、昔のもの探究は発展していきそうです♪ ・・・・・・・・・ 上記の保育は、本園のPYP探究ユニット「ぼくたちわたしたちの住む日本」のカリキュラムとして計画しております(PYPについては こちら をご覧ください)。 ◆教科の枠をこえたテーマ: 私たちはどのような場所と時代にいるのか ◆中心的アイディア(Central idea):日本には、昔から伝わる大事なものがある (PYPでは、探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central idea)と呼びます。) ◆探究の流れ: ・昔から伝わる日本の行事や遊び ・日本の昔話 ・日本の昔と今

青組「マーケットゲーム」

イメージ
昨日と今日の2日間は、本短期大学保育専攻科2年生の授業とコラボレーションして行っている「マーケットゲーム」に挑戦! 「マーケットゲーム」は、2006年度から2008年度に山梨学院小学校が文部科学省から研究開発学校の指定を受けおこなった「アントレプレナー教育」実践において開発された活動です。別名「市場体験型シミュレーションゲーム」とも言われます。「社会のミニチュア」とも言える空間の中で、子どもたちは、コミュニケーション力、チームワーク力、状況判断力、柔軟な問題解決力など、 様々な力を複合的かつ総合的に発揮していきます。 今年の舞台は、先月の「たのしい音楽会」で青組(5歳児)が演じた『ながぐつねこ』と、『長禅寺菜守り隊』として活動している子どもたちの興味関心をいかした「YG共和国 ~カラバ侯爵と長禅寺菜を広めよう!~」。 何か、国の名物になるものが欲しいと考えているYG共和国の王様。 カラバ侯爵とネコは、長禅寺菜を国民のみんなに育ててもらって、名物にすることを思いついたのですが、育て方を知らないそう…. 「え!?ぼくたち、長禅寺菜育てたことあるから、知ってるけど!」と青組(5歳児)の子どもたち。 カラバ侯爵とネコ、お店屋さんの店長さんたちに、「長禅寺菜の育て方を教えてほしい」「お店屋さんの商品を売って、『長禅寺菜の種』と、『すくすく剤』を手に入れたいから手伝ってほしい」と頼まれて…グループに分かれてお店屋さんの仕事をすることに。 お店屋さんの種類は、本屋さん、靴屋さん、ドラッグストア、お菓子屋さん、アクセサリー屋さんの5つ。 グループごと、どのお店を担当するかを決めて…商品をつくり、それを売ってお金をもらいます。 本屋さんで商品を買うと賢くなれる。靴屋さんで商品を買うと、安全に過ごせる。ドラッグストアで商品を買うと元気に。お菓子屋さんで商品を買うと、笑顔に。アクセサリー屋さんで商品を買うとおしゃれになれる… ここには、「それぞれの役割をもつお店があるおかげで、わたしたちは幸せに生活することができている」ことを子どもたちに伝えたいという願いがこめられています。 稼いだお金で、別の4つのお店に行って商品を買うことができ、各お店で一緒にもらえるシールを4種類(1列)揃えると、「がんばりメーター」をアップさせることもできます。 このメーターをバランスよく増やしていき、4種類のメ...