運動会を終えて

 国際バカロレアPYP探究ユニット「みんなで表現しよう」をすすめてきた青組(5歳児)さん。(このユニットについてはこちらをご覧ください)
4週間かけて探究していくなかで「ビジュアルイメージ(視覚的に表されているもの)はメッセージを伝える」ということを、実感を伴って理解していってほしいと思って取り組んできました。

運動会を終えて、たくさんの人から
「青組さん、とっても上手だったよ」「みんなで頑張ったね」などと、声をかけてもらい、とても嬉しそうにしていた子どもたち。
みんなで心を一つに頑張ったことが自信につながり、ひとまわり成長したようです。

今週は、「運動会で楽しかったことや心に残ったこと」を、いつでも思い出せるように、また、言葉以外の方法でも周りの人に伝えられるように絵で表現することに。
「パラバルーンのバスケットが楽しかった」「(応援の)旗を振ってくれたのが嬉しかった」
「しっぽとり、またしたいね」
など、会話を弾ませながら、楽しそうに描いていました。


「バトン持ってないとリレーって伝わらないよ!」「真剣に頑張ったから顔も笑ってないようにしよう」
「本番は家族もいたから描こうかな」
「涙が出るくらいステキだった、って(おうちの方が)言ってくれたから、涙も描こう!」
と、体の動きや表情、服装の描き方を意識したり、当日来てくださったおうちの方の姿を描いたりして
自分が表現したいと思ったことが伝わるように工夫を重ね、素敵な作品になりました。

出来上がった絵の発表もして、
自分の表現したかったことが伝わると嬉しそうにしていた子どもたちです。


今年の運動会では、頑張っている人を応援する気持ちや東京オリンピック・パラリンピックの競技を、
体の動きやパラバルーンで表見しようと考え、応援する気持ちを込めてボールのデザインもしました。 


「ポートフォリオ(探究するなかで学んできたことを振り返る記録)」づくりでは
自分が表現した「頑張る人を応援するポーズ」や、パラバルーンの演技のなかで表現した「競技のポーズ」を写真で振り返り
「○○ちゃん、本当にテニスしてるみたい」「サッカーのシュートを打ってるみたいにキックしたよ」と、
写真をお友達と見せ合う姿も。


子どもたちはこの探究活動を通じて、メッセージを伝えるには、いろいろな表現方法があることを実感することができたようです。

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