青組PYP探究ユニット「みんなで表現しよう」

 国際バカロレアPYP探究ユニット「みんなで表現しよう」が始まった青組(5歳児)さん。(PYPについてはこちらをご覧ください)
このユニットは「私たちはどのように自分を表現するか」という
教科の枠をこえたテーマのもと行う探究活動のひとつです。
4週間かけて探究していくなかで
「ビジュアルイメージ(視覚的に表されているもの)はメッセージを伝える」ということを、実感を伴って理解していってほしいと思っています。
(PYPでは、こうした探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central idea)と呼びます。)

この活動では、
・ビジュアルイメージから感じること
・ビジュアルイメージでのメッセージの伝え方
・ビジュアルイメージによる表現
を、子どもたちとともに探究していきます。

2学期が始まり、保護者の方から、「東京オリンピック・パラリンピック」をスペシャルデーでつくった旗を振りながらテレビの前で応援していたことや、国旗を見てクイズ大会をしたり、どこの国か分からない国旗を調べたりしていたことをお聞きしました。

1学期の探究ユニット「いろいろな国」を通して得た知識や感じた思いが、スポーツの世界大会である「オリンピック・パラリンピック」につながっているようで、とても嬉しく思います。


幼稚園でも、「錦織選手のテニスの試合見たよ」「ボッチャで日本が金メダルとったよね」と会話を弾ませていた子どもたち。
遊びのなかでも、ボッチャ、テニピン、バスケットボールなどいろいろなスポーツに見立てて遊ぶ姿や
ピクトグラムかるたを使って「これはサッカーだ!」「これは車椅子だからパラリンピックだね」と考える姿がみられます。


ピクトグラムに興味を持ったことをきっかけに、
「言葉を使わないで気持ちや思いを伝える方法」についても考え
マークを使う、絵を描く、といった方法があることに気づいたり、
「(幼稚園の)ライブラリーに非常口マークあったよ」「国旗もそうだね」「トイレの待つところに足形があった!」と自分たちの周りにあるマークや絵を見つけたりしていました。

さらに、道路やお店で見かける標識やマークについて調べ紙に描いて
みんなに紹介してくれる子も増えてきました。
「“エレベーター”は、四角の中に人がいて、その上に矢印がかいてあるから分かる」
「“さわるな危険”は、手に赤い斜めの線があるから“ダメ”ってことだと思う」
「赤で斜めの線だから、危ないってことじゃない?」
「“案内所”は、“?”がついてる」「考え中ってことじゃない」「困ってるんじゃない?」と
マークに使われている色や込められた意味も探究しています。
そんな青組(5歳児)さん。
先週から、運動会に向けて古屋記念堂に行き始めました。
道中では、標識やマークに気づき「あったよ!」「これはバイクのマークじゃない?」と
発見するたびに友達と伝え合っています。
運動会で披露するパラバルーンでは、技によって形が変わり、
「バスケットボールのシュートしているところに似てる」「ボッチャのジャックボールに見える」
と、色々なものに見立てています。
運動会では、見ている方にもそれが伝わるようにしよう!と
技の練習にも力が入っているようです。






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