「山梨県森林公園 金川の森」散策
PYP探究ユニット「身近な生き物」をすすめている黄組(4歳児)さん。(このユニットについてはこちらをご覧ください)
8週間かけて探究していくなかで「人々は、いろいろな生き物と住んでいる」ということを、実感を伴って理解していってほしいと思っています。
園庭で見つけた生き物や、おうちから持ち寄った生き物を、観察したり、お世話をしたりしている黄組(4歳児)さん。
今日は、昨年、親子遠足で遊びにいかせていただいた山梨県森林公園「金川の森」へ散策に出掛けてきました。
以前もお世話になったパークガイドの方々ご挨拶をして、
新緑のきれいな森に入ると、「ピヨピヨ」「ピヨピヨ」とヒヨドリたちがお出迎え。
「今、鳥たちは、恋の季節なんだよ」と教えていただき、
「みんな、恋ってわかる?」と子どもたちに尋ねると、
「知っているよ。こいのぼりでしょ」「わかるよ。さっき(池に)鯉いたもん」という微笑ましい答えが返ってきました。
そして、「鳥さんたち、“大好き” “大好きだよ”っていってるんだね」と、きれいな鳴き声を聞きながら、
さっそく森の中を探検です。
虫たちがいそうな原っぱを目指して歩いていると、
サクランボの赤い実や、マツボックリやドングリを発見。
「秋じゃないのに、マツボックリがあってびっくりした!」
「前は、下にたくさん落ちていたのに、今は木についてる!」
「前、ママと来たときはサクランボはなかったよね」と、会話も弾んでいるようでした。
道の上で必死に進んでいるアオムシを見つけると
「迷っちゃってるんじゃない?」「元気になるように歌をうたってあげる?」と
「手のひらを太陽に」を歌ってあげる姿も。
原っぱにつくと、たくさんのハコバッタ、ヒナバッタがお出迎え。
「すっごいピョンってとんだー!」「こっちにもいるよ」「バッタだー!」
「つかまえたいんだけど、はやすぎる!「虫って、足はやいよね~」と大喜びでだった子どもたちは
「そーっと歩くと、虫さんがびっくりしないよ」と教えていただきながら、
思い思いに観察していました。
ほかにも、チョウチョや、テントウムシやシャクトリムシの仲間、ミミズ、サシガメムシ、チャバネゴキブリ、ハサミムシ、アリ、クモなど、幼稚園とは違う自然環境のなかで色々な生き物たちに出合うことができました。
最後には、楽しそうに散策している子どもたちを見て、
パークガイドさんが、「みんなが、『生き物探究』を楽しんでいるから」と、
金川の森でうまれたカブトムシの幼虫もくださいました。
いただいた幼虫をみんなで大切に育てていきながら、
これからも生き物探究を楽しんでいきたいと思います。