着衣泳教室
青組(5歳児)さんを対象に、安全教育の一環として、衣服を身につけたまま水に入る「着衣泳教室」を実施しました。もしも川で溺れてしまった人を見つけたら…
大人を呼ぶこと、川に入って助けてはいけないこと
浮くもの(ペットボトルなど)を投げ入れると良いことなどを、事前に動画で学んで今日を迎えた子どもたち。
まずは、衣服を着たまま水の中へ・・・
プールの中を歩いてみると「重たい!」「動きにくい」「服がくっついちゃう」と不自由さを感じていたようです。
次に、自分が水中に落ちてしまったときにどうしたらいいのか、話しを聞き、
背浮きで待つ、服に空気を入れたり、浮くもの(ペットボトルなど)を使ったりして浮くなど、慌てずに落ち着いて行動することが大切であることを、みんなで確認し合いました。
その後、実際に仰向けになって浮いてみました。
「ちょっとこわいな…」と、不安そうにしていた子どもたちも、力を抜いて体をまっすぐにしてみると、浮いたことに安心したようでした。
「服に空気を入れると浮けるってすごい」と子どもたち。
また、ペットボトルは両手で持ってあごの下に当てると、顔が沈まずにいることを体験しました。
日頃のスイミング活動のなかでも背浮きの経験がありますが、服を着ていることで、いつもとの違いを感じているようでした。
そして、水中に落ちてしまったコーチを助ける役にも挑戦。
ペットボトルに水を少し入れると空のペットボトルよりも狙ったところに飛ぶことや
投げるときには水中にいる人が受け取りやすいところに投げることなども教えてもらい
コーチが無事にキャッチできると、自然と笑みがこぼれ、拍手が沸き上がりました。
子どもたちは、衣服を着たまま水中に入ったときの感覚を味わったり、水中で浮く方法を覚えたりすることができた様子。
また、日頃取り組んでいた背浮きが、万が一の時に自分を守ってくれる動きでもあるということを知ることができたようでした。
楽しい水遊びには危険が伴うことを知り、いざという時にどうやって身を守るかを考える良い機会にもなったことと思います。