オリジナル劇を制作中です

PYP探究ユニット「劇あそび」をすすめている黄組(4歳児)さん(このユニットについてはこちらをご覧ください)。
6週間かけて探究していくなかで、「お話は人々を魅了しメッセージを伝える」ということを、実感を伴って理解していってほしいと思っています。

これまで、絵本や紙芝居などでいろいろなお話にふれきた子どもたち。
たくさんのお話のなかから、クラスごと
『3びきのこぶた』(イギリスの昔話)
『しんせつなともだち』(作:方軼羣・訳:君島 久子・画:村山 知義 )
『おしゃべりなたまごやき』(作:寺村 輝夫.・絵:長 新太)
の3作を、参観日で披露する劇の題材に選びました。

原作をもとに、登場人物の気持ちを読みとって台詞にしたり、
「伝えたい大切なこと」を考えて歌詞のなかに込めたりして
オリジナル劇をつくり始めています。


みんなで、登場人物になりきって演じてみたり、セリフや歌に合った表現の仕方を考えたり…



「赤組さんのとき、(『さるかに合戦』で)耳とかつけてたから、つくりたい!」と、
お面をつくることを提案したり、
「家をつくろう!」「雪をつくらなくっちゃ」「劇で使うアイテムをつくったらいいね」などと
自分たちの劇に必要な大道具や小道具をつくったりもしています。


「王様」がでてくるお話を選んだクラスでは、
「王様は自分の国のことやお城のことを知ってるんだよね」
「世界のことをお勉強して、いろいろな国のことも知らないといけないかも」とイメージを膨らませていて、
「日本だけじゃなくて、いろいろな国にお話があるんだね」
「『3びきのこぶた』は、イギリスのお話なんだよ」
「『しんせつなともだち』ってね、中国のお話(作者が中国の方)なんだよ」と、
表現する作品が生まれた国に興味を広げる姿もみられます。

それぞれのお話を繰り返し読んでいくなかで、物語からのメッセージも感じている様子。
子どもたちは、劇あそびを通じて「どうしたら伝えたいことが伝わるか」と工夫しながら
大勢の方にみていただくのを楽しみにしているようです。

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