PYP探究ユニット「劇あそび」

 黄組(4歳児)さんのPYP探究ユニット「劇あそび」が始まりました。(PYPについてはこちらをご覧ください)

 このユニットは「私たちはどのように自分を表現するか」という
教科の枠をこえたテーマのもと行う探究活動のひとつ。
6週間かけて探究していくなかで、「お話は人々を魅了しメッセージを伝える」ということを、実感を伴って理解していってほしいと思っています。
(PYPでは、こうした探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central idea)と呼びます。)

 このユニットでは
・それぞれのお話の特徴
・それぞれの伝え方の効果
・パフォーマンスの振り返り
を、子どもたちとともに探究していきます。

 12月に青組(5歳児)さんの音楽劇「雪わたり」を観てから、
「青組さんになったらオペレッタできるかな~」「楽しそう!」と話したり、
劇中の歌を口ずさんだり台詞を真似たりしている黄組(4歳児)さん。
いろいろな絵本を開いては、友だちとじっくり観ています。


3学期が始まり、「この絵本楽しいから持ってきたよ!」「みんなとお話を読みたい!」と
お家にあった絵本を紹介してくれる姿も。

ライブラリーで、読みたい本を探しているときに
『一寸法師』や『かさこじぞう』など日本昔話を見つけると、
「これ、日本のお話、着物とか草履とか履いたよね。赤組さんのとき読んだよ」
「『さるかに合戦』!赤組の時、みんなでやったよね」と会話を弾ませたりして、
赤組(3歳児)のときに「日本に昔から伝わるもの」を探究したことを思い出しながら考える姿もみられます。

どこの国のお話なのか興味を持ったり、色々な絵本を読み比べて
同じ作品でも絵本(出版社)によって、登場人物やストーリー、エンディングが少し違うことを発見したりしています。

「おじいさんって、こんな感じ?」と登場人物になりきってみたり、
「離れない~」と『金のガチョウ」』の一コマを演じてみたり…お話の世界を楽しんでいます。


みんなで、たくさんのお話にふれながら、来月の参観日で披露する劇を決めていきたいと思います。

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