参観日に向けて

PYP探究ユニット「劇あそび」をすすめている黄組(4歳児)さん(このユニットについてはこちらをご覧ください)。
6週間かけて探究していくなかで、「お話は人々を魅了しメッセージを伝える」ということを、実感を伴って理解していってほしいと思っています。

毎日のように、絵本や紙芝居などで様々なお話にふれきた子どもたち。



「(主人公が)最後に幸せになってよかった」
「みんなが笑っちゃう楽しいお話!」
「悲しいところもあるけど、やさしいお話だと思った」
「みんなで力を合わせるところがかっこよかった」など、
読み終わると、自然とそれぞれお話から読み取ったことを言葉にして伝え合う姿が見られ、
感じたことを共有し合い、よりお話の世界を楽しんでいるようで嬉しく思いました。


そしてたくさんのお話のなかから、クラスみんなで話し合って、
『てぶくろ』(ウクライナ民話)
『スイミー』(作:レオレオニ・訳:谷川 俊太郎)
『くれよんのくろくん』(作・絵:なかや みわ)
の3作を、参観日で披露する劇の題材に選びました。
原作をもとに、登場人物の気持ちを読みとって
台詞や歌の歌詞に取り入れたりしながら、オリジナル劇をつくり始めています。

「青組さんのオペレッタで歌も歌ってたから、歌も歌おうよ」
「赤組のときに(『ももたろう』の)劇で、服とか着たし、耳とかつけたから、
そういうのもあったらいいんじゃない?」など
自分たちが経験したことや見たことを、自分たちの劇にも取り入れることができるのではないかと、提案する姿も。
「ダンスもしたら、もっと楽しくなるんじゃない?」
「みんなが入れる手袋もつくろう!」という声もあがっています。


子どもたちは、それぞれのお話を繰り返し読んでいくなかで、
物語からのメッセージも感じているようです。
劇あそびを通じて「どうしたら伝えたいことが伝わるか」と工夫しながら
大勢の方にみていただくのを楽しみにしています。

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