PYP探究ユニット「劇あそび」

黄組(4歳児)さんのPYP探究ユニット「劇あそび」が始まりました(PYPについてはこちらをご覧ください)。
このユニットは「私たちはどのように自分を表現するか」という
教科の枠をこえたテーマのもと行う探究活動のひとつ。
6週間かけて探究していくなかで、「お話は人々を魅了しメッセージを伝える」ということを、
実感を伴って理解していってほしいと思っています。(PYPでは、こうした探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central idea)と呼びます。)

このユニットでは
・それぞれのお話の特徴
・それぞれの伝え方の効果
・パフォーマンスの振り返り
を、子どもたちとともに探究していきます。

 毎日のようにクラスの友達と一緒に紙芝居や絵本を読んでいる黄組(4歳児)の子どもたち。



『ももたろう』『おむすびころりん』など日本の昔話を読みながら
赤組(3歳児)のときに探究したことを思い出したり、
「これ、みんなで読みたい!」と、ライブラリーから絵本を持ってきたり・・・
絵本を読むと、「おもしろかったね!」「ネズミが出てきてかわいかった」
「ライオンの鳴き声のところが楽しかった」と、感じたこと伝え合っています。


2学期の探究ユニット「素材の活用」のなかで、
マリーア先生から、出身国アルゼンチンのSDGsなどへの取り組みについて話を聞いた際には、
日本との違いに興味津々。
そんな子どもたちに、世界のいろいろな国にも絵本があり、それぞれの言葉でお話が読まれていることに触れてほしいと思い、マリーア先生に絵本を読んでもらう時間を日々設けています。

日頃親しんでる言葉とは違う読み方に新鮮な様子。
「言葉は違うけど、絵を見ていると何を言ってるのかわかる」
「マリーア先生は手とか体をいっぱい動かしてるから、言葉がわからなくても伝わる」など、
物語を伝える方法について、新たな発見もあったようで嬉しく思いました。

読んだ絵本に出てくる人物やものになりきり体で表現したり


絵本に登場したクレヨンの気持ちを味わおうと、実際にクレヨンで試してみたりと
様々にお話の世界を楽しむ姿もみられます。

みんなで、たくさんのお話にふれながら、来月の参観日で披露する劇を決めていきたいと思います。

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