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赤組PYP探究ユニット「最初の一歩」

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 給食も始まり、園で過ごす時間も長くなった赤組(3歳児)さん。 時々、おうちが恋しくなることもあるようですが、 毎日、自分の好きな遊びをみつけ、思い思いに過ごしています。 遊んでいるときに給食のいい匂いがしてくると、クッキングハウスを覗き込む可愛らしい姿も…。 そんな赤組(3歳児)さん、幼稚園の中には、ほかにどんな場所やお部屋があるか、お友達や先生と一緒に探検に出かけることに・・・。まずは、探検に出かけるときのお約束を確認して・・・。 準備ができたら、「出発!進行―――!」 友達と一緒に電車をつくって廊下を進んでいくと… 黄組(4歳児)さんや青組(5歳児)さんのお部屋が。 そこで、お絵描きを見せてもらったり、歌を聴かせてもらったりすると、「うわぁ~、すご~い!」と興奮した様子の赤組さん。 「何組さんですか?」と尋ねられると「赤の〇組です!!」と元気いっぱい答えていました。 そして、もも組(満3歳児・2歳児)さんのお部屋の前を通って、グリーンデッキへ。 その先には、オープンスペース、スカイホール、ライブラリーがあり、 「ようちえんの歌」に出てくる「マネケンピス」や山梨学院幼稚園の強いお友達「ダンくん」にも会って、ご挨拶。 また、スカイホールでは、ステージにのぼったり、広い空間を走ったり。 ライブラリーでは、たくさんの絵本を見上げ、歓声をあげたり。 さらに、赤組側のグリーンデッキへ行くと…。 「(ガラスの奥に)何か見えるぅ~」と子どもたち。 「ここは、プールだよ!」と伝えると、「中に入りたーい」と、中を覗き込んでいました。 幼稚園には、たくさんのお友達や先生たちがいること、いろいろな場所やお部屋があることを を知った赤組(3歳児)さん。 これから、幼稚園で楽しいことがたくさんできそう~!!!とワクワクしているようでした。 上記の保育は、本園のPYP探究ユニット「最初の一歩」のカリキュラムとして計画しております(PYPについては こちら をご覧ください)。 ◆教科の枠をこえたテーマ:私たちは誰なのか ◆中心的アイディア(Central idea):新しい環境の中でも、安心できる場所、好きなことを見つけることができる(PYPでは、探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central idea)と呼びます。)  ◆探究の流れ:・幼稚園ってどん

「青組を送る会」を終えて

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先週の「青組を送る会」は、 PYP探究ユニット「人との関わり」(このユニットについては こちら をご覧ください)の一環で、黄組(4歳児)さんが中心になって、すすめてきました。 「青組さんに何かしてあげたい!」 「“ありがとう”の気持ちを伝えたい」と計画や準備をしました。 招待状をつくり届けたり 前回の探究ユニット中に出会った絵本からヒントを得て スクラッチの技法に挑戦してつくった“ありがとうの花のキーホルダー”をプレゼントしたり みんなで協力して会場を飾ったり・・・ 「会が終わってからも青組さんを驚かせたい!」と、 びっくり箱に“ありがとうカーテン”を詰めて 「お部屋に飾ってください」と届けにも行きました。 無事に会を成功させた後は、学年みんなで振り返り。 「青組さんが喜んでくれてよかった」「がんばってよかった」 「自分たちも楽しかった」「みんなで力を合わせたからできたね」 「大成功だね!」 など、子どもたちは充実感に満ちていた様子。 誰かに何かをしてもらうことも嬉しいけれど、 誰かのために何かをすることも自分が嬉しくなることだということも、 実感できたようでした。 そして、より一層進級を意識している子どもたちと 「どんな青組になりたいか」を考えてみると・・・ 「かっこいい青組になりたい」 「小さいお友達に優しくできる青組さんになりたい」 「難しいなって思うことも、挑戦する青組さんになりたい」 「青組になったら、新しい友達をたくさんつくりたい」 など、それぞれが、自分の思い描く“青組さん”を語ってくれました。 それを絵にすることも。 いよいよ4月から青組(5歳児)さん。 子どもたちのこの思いを大切にしながら、今後も見守っていきたいと思います。 そんな子どもたち。今日は学年みんなでいろいろな遊びをして過ごしました。

わたしたちのまち

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 PYP探究ユニット「将来の夢」をすすめている青組(5歳児)さん。(このユニットについては こちら をご覧ください) 7週間かけて探究していくなかで「それぞれが役割をもって生きている」ということを、実感を伴って理解していってほしいと思っています。 昨日、不老園へ散歩に出かけた青組(5歳児)さん。 道中、訪れた大学キャンパスや酒折駅で、「この前、まち探検の時、来たよね」「楽しかったね!」 「またお散歩にも行きたいね」と、幼稚園の思い出話も盛り上がっていました。 先月の卒園発表会で、友達と一緒にステージに立ち、自分の夢を発表した後には、「どんな仕事やお店が、自分の将来の夢とつながっているのか」を考える機会を設けました。 「幼稚園の先生になったとき、ピアノを使うから楽器屋さんがないとね!」「文房具とか買えるお店がないと!」「100均とか!」 「サッカー選手になったら、からだも鍛えたいからジムもあったらいい」「運動したら、おなかがすくからご飯を食べられるお店があったらいいな」「レストランとか?」「ラーメン屋さんもあったらいいな」と想像を膨らませて・・・ 「みんなが助け合って暮らすまちってどんなまちかな?」とイメージしながら、住みたいまちの地図をつくりました。 「どうして仕事をするのか」ということもみんなで考えてみると、「お仕事をしないと、ご飯を食べたり洋服を着たりできないから」「安心して暮らせるように」「みんなが幸せになるために」といろいろな意見が出されました。「お仕事をすれば好きなことも楽しくできるから幸せになれる」「好きなお仕事で働くと元気になるから」「働くといろんな人につながって嬉しい気持ちになるから」との声も。 今回の探究活動をきっかけに、 世の中にはたくさんの仕事がありそれぞれ役割があること、 それらの仕事と自分たちの生活はつながっていること 仕事と仕事も互いにつながりあっていること などを子どもたちなりに感じてくれているようで嬉しく思います。 青組(5歳児)さんが将来、どのような仕事に就き、どんなふうに活躍していくのかとても楽しみです。

琴と歌の演奏会

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 PYP探究ユニット「ぼくたちわたしたちの住む日本」をすすめている赤組(3歳児)さん。(このユニットについては こちら をご覧ください) 7週間かけて探究していくなかで、「日本には、昔から伝わる大事なものがある」ということを実感を伴って理解していってほしいと思っています。 だんだんと、暖かな日差しの日が増えてきました。 園庭では、竹馬にも挑戦する子も。上手に乗れる子が増えてきています! こちらは、友達や保育者と一緒に、伝承遊び。 「はないちもんめ」や「あわぶくたった」など、昔から遊ばれていた遊びも少しずつ覚え、 「楽しいね!」「もう一回やろう!」と、盛り上がっています! こうしてさまざまな日本の昔のもので遊んできた赤組(3歳児)さん。 今日は、生田流 宮城会所属の窪田礼子先生と正宗さやか先生、そして、スペシャルゲストとして、 山梨県出身で日本童謡歌手として全国で活動されている若林秀和さんにお越しいただき、 日本の伝統的楽器である琴と歌を聴かせていただきました。 演奏していただいた曲は、 「雪」「(山梨学院)ようちえんの歌」「豆まき」「赤鬼と青鬼のタンゴ」「うれしいひなまつり」。 知っている曲ばかりだったので、子どもたちは思わず一緒に歌いだし 若林先生の歌のリードで、大合唱になりました。 最後は、琴の美しい演奏で、「さくら さくら」を披露していただきました。 子どもたちは、琴の音色にすっかり魅了されていたようです。 演奏会の後は、琴を近くで見せていただいたり、弦をはじかせていただいたり・・・ 「白い糸(弦)と木の部分は、何でつくられているんですか」 という子どもたちからの質問には、 糸の部分は、昔は絹糸でつくっていたけれど、今はテトロンつくられることが多いこと、 木の部分は、桐の木でできていることを教えていただきました。 そして、琴は400年も昔から伝わる楽器であること、 琴の形は、竜の形をイメージしてつくられていることなども教えていただき とても貴重な体験をさせていただくことができました。 1月から日本の昔のものを、いろいろな視点から探究してきた赤組(3歳児)さん。 日本の昔話の世界に入り込みごっこ遊びをして楽しんだり、音楽リズムで表現したり・・・ 昔の生活の中で使われていた道具を実際に使い、昔から伝わる遊びをいくつも体験してきました。 「日本の昔と今」に親しみ、今

PYP探究ユニット「人との関わり」

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PYP探究ユニット「人との関わり」が始まった黄組(4歳児)さん(PYPについては こちら をご覧ください)。 このユニットは「私たちは誰なのか」という教科の枠をこえたテーマのもと行う探究活動のひとつ。 「幸せは人と人との関係に影響されている」ということを、実感を伴って理解していってほしいと思っています。(PYPでは、こうした探究の末、子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central idea)と呼びます。  この探究ユニットでは ・人間関係が私たちに与える影響(友達にしてもらって嬉しかったこと。友達にして喜ばれたこと) ・よりよい人間関係をつくるための私たちの行動(自分がなりたいと思う青組の姿) を、子どもたちとともに探究していきます。 もう少しで青組(5歳児)になることに、 期待を膨らませている子どもたち。 今週始めには、卒園発表会のリハーサルを見に行き、 憧れの青組(5歳児)さんの堂々と発表する姿に、 目を輝かせていました。 その後、学年みんなで集まり、 進級を前に黄組(4歳児)の一年を振り返ったり、 リハーサルを見て感じたことを伝え合ったりしました。 「青組さん、かっこよかった」 「(合唱の)みんなの声が合っていてきれいだった」 「(将来の夢の)発表の言い方もすてきで、 声も大きくてかっこよかった」 「すてきで真似したいと思った」 と次々に思いを伝え合っているうちに 「青組さんはすてきだったけど、(こんなにすてきな青組さんが)いなくなっちゃうのが悲しいって思った」 「離れてもいつでも友達だから、また会えたら一緒に遊びたい」など、 憧れの青組(5歳児)さんがもうすぐ卒園することを 意識した声も聞かれ・・・ 一緒に遊んでくれたこと、手をつないでくれたこと、 優しくしてくれたことなど、 「青組(5歳児)さんにしてもらって嬉しかったこと」を、 思い返すこともしました。 そして、自分たちにいろいろなことをしてくれた青組(5歳児)さんに、 “何かしてあげたい”と、話し合いが始まりました。 「プレゼントしたい」「歌を歌いたい」「手紙を書きたい」 「ゲームをしたい」など、日々たくさんのアイデアが出ています。 そんな子どもたちにとって、今日は今年度最後のお弁当の日。 みんなでアルテア子ども館へ行き、 お弁当を食べたり、遊んだりして楽しく過ごしてきま

卒園発表会

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PYP探究ユニット「将来の夢」をすすめている青組(5歳児)さん(このユニットについては こちら をご覧ください)。 7週間かけて探究していくなかで「それぞれが役割をもって生きている」ということを、 実感を伴って理解していってほしいと思っています。 今日は卒園発表会。 一人のお休みもなく、全員そろってこの日を迎えることができました。 始まる前には、照明、カメラマン、FM甲府さんなど様々なお仕事の方々に 「今日はよろしくお願いします!」と 心をこめてご挨拶した子どもたち。 この卒園発表会を行うにあたり、自分たちのために、いろいろなお仕事をしてくださっている方がいるということを感じているようでした。 最初に今回の探究ユニットを振り返り、その後一人ずつ「将来の夢」を発表。 大きくなったらどんな仕事をしたいのか、 どうしてその仕事をしたいのか どんな風にみんなの役に立ちたいのか、 自分の思いを表現した絵と一生懸命考えた言葉を堂々と発表していました。 そして、青組の一年間をまとめたスライドを鑑賞したあとは、合唱を披露。 気持ちを合わせた素敵な歌声を聴かせてくれました。 お友達と一緒にステージに立ち、自分の夢を発表した経験は、 子どもたちの自信と喜びにつながってくれることと思います。 応援してくださった皆様、ありがとうございました。