出前授業

 PYP探究ユニット「ぼくたちわたしたちの住む日本」をすすめてきた赤組(3歳児)さん。(このユニットについてはこちらをご覧ください)
6週間かけて探究していくなかで、「日本には、昔から伝わる大事なものがある」ということを、実感を伴って理解していってほしいと思って取り組んできました

ご家庭にご協力いただき、
着物、下駄、わらじ、雪靴、くけ台、洗濯板、黒電話、そろばん、温度計など
たくさんの「昔から伝わるもの」に触れてきた子どもたち。
先日、改めて、各クラスに集まった「昔から伝わるもの」をスカイホールで紹介しました。


すると突然、スカイホールが暗闇に。
いつもは明るい幼稚園が真っ暗になったことに驚いた子どもたちが、
「どうしたんだろう?」「停電?」と話していると、提灯(ちょうちん)を持った方が…。


この日は、山梨県立博物館の学芸員の方々が、
子どもたちに「出前授業」をしに来てくださったのです。

「出前授業」のなかでは、「かちかち山」の火打ち石の話から、
昔の人は、火打石を使って出た火の粉を、綿に移し火種にして、
囲炉裏やろうそくに火をつけていたことを教えていただいたり、
実際に、菜種油を入れた灯明皿(とうみょうざら)に
植物の皮をはいでつくった灯心(とうしん)を置き、
火をつけるところを見せていただいたりしました。

子どもたちは「暗かったら、歩けないよね」「お料理もつくれない。お勉強もできない」
「昔の人は、油をつかって火をつける。だから、時間がかかる」「昔の人は大変」と
色々なことを感じていた様子。

その後、その灯明の灯りや、ろうそく等、昔ながらのやさしい灯りの中で、
絵本「ばけねこ」の読み聞かせをしていただきました。


お話のなかには、行灯の油を足すシーンがあり、
灯明の灯りや行灯(あんどん)、ろうそくと燭台、障子など、
博物館の方々に見せていただいているものも絵本の中にでてきたので、より興味深かったようです。


さらに、灯明の灯りを間近で見たり、手をかざしたりもして
「火の近くに手をしたら(かざしたら)、あたたかかった」
「ろうそくの火が好きになった」「きれいだった。普通の電気と違った。火の方がいい」と、
話していた子どもたち。

「出前授業」の後には、「火(灯り)がないと、困る」という声がたくさんあがり、
「昔と今の違いを体験する」ことはもちろんのこと、
灯りが私たちの生活になくてはならないものであることにも気づけたようです。

これからも、遊びや昔話、伝統行事などを通じて「日本の昔と今」に親しむなかで
現代の生活との違いを見つけながら、日本に昔から伝わる大事なものへの興味を広げ、
「昔から伝わるものには、これからも大切にしていきたいものがある」ということを
感じていってほしいと思います。

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