出前授業~ももたろうの世界へ~

 PYP探究ユニット「ぼくたちわたしたちの住む日本」をすすめてきた赤組(3歳児)さん(このユニットについてはこちらをご覧ください)。
7週間かけて探究していくなかで、「日本には、昔から伝わる大事なものがある」ということを
実感を伴って理解していってほしいと思って取り組んできました

一昨日、山梨県立博物館の学芸員の方々が来園。
子どもたちに「出前授業」をしてくださいました。
まずは、子どもたちにも身近なお話である「ももたろう」の紙芝居を読んでいただき、
「ももたろうの世界」へタイムスリップ!
洗濯や重たい荷物運び、お団子づくりの準備など、昔の生活を体験しました。  


洗濯では、水をはったたらいの中に手を入れて、洗濯板とタオルでゴシゴシ。
学芸員の方から、「洗濯の音ってどんな音がする?」と聞かれると
「ジャリジャリ!」「ゴリゴリ!」「ブンブン!!」など嬉しそうに答えていました。
「水が冷たいね」「タオル(洗濯物)がちょっと(水を含んで)重くなってる…」「昔の人って大変だったんだね」
と、体験することで感じたことがたくさんあったようです。



背負子で重い荷物を運んだときには、「重いなぁ」「僕は軽いよ!」「肩が痛いよ」といった感想も。


お団子に使う米粉づくりにも挑戦。
お米の入った石臼を力いっぱい回し、
お米が粉になっていく様子を
「サラサラしてる!」「白くってきれいだね」
「これがお団子になるんだね」「つくってみたい!」と
嬉しそうに眺めていました。


その後、ろうそくの灯りも間近で見せていただきました。
昔ながらのやさしい灯りの“ゆらぎ”や黒い“すす”を見たり、
そっと手をかざしてあたたかさを体感したり・・・
優しい灯りを見つめながら、「火の色は青い色も混ざってるんだ」「夜は暗くて怖そう」と話していました。


こうして、出前授業で「昔と今の違い」を楽しみながら体験していた子どもたち。
今日は、米粉を使ったお団子づくりもしてみました。
「お米の粉ってサラサラしてる!」「ふわふわだね」「白くてきれい」などと話しながら手を動かし
可愛いお団子の完成です。


子どもたちには、これからも、遊びや昔話、伝統行事などを通じて「日本の昔と今」に親しむなかで
現代の生活との違いを見つけながら、日本に昔から伝わる大事なものへの興味を広げ、
「昔から伝わるものには、これからも大切にしていきたいものがある」ということを
感じていってほしいと思います。

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