劇あそびの準備がすすんでいます

PYP探究ユニット「劇あそび」をすすめている黄組(4歳児)さん。
(このユニットについてはこちらをご覧ください)

6週間かけて探究していくなかで
「お話は人々を魅了し(引きつけ)メッセージを伝える」ということを、
実感を伴って理解していってほしいと思っています。

参観日に向けて、色々な絵本や紙芝居にふれてきた子どもたち。
たくさんのお話のなかから
「どうぞのいす(作:香山 美子、絵:柿本 幸造)」
「はらぺこあおむし(作・絵: エリック・カール、訳: もり ひさし)」
「ブレーメンの音楽隊(グリム童話)」
の3作を劇の題材に選び、原作をもとに
台詞や歌、ダンスを考えたり
「見ている人が分かりやすいように・・・」
「見ている人がお話の世界に入れるように・・・」
と、お面や小道具、背景画などをつくったりしています。

「はらぺこあおむし」の挿絵の美しさに惹かれたクラスでは
「自分たちもあんなふうに表現してみたい!」と探究して、
絵の具を重ねて塗ることで、同じ緑色でも、濃い緑、少し薄い緑など
色の濃淡を表現していました。
「ブレーメンの音楽隊」を演じるクラスでは
森の中の木を描いたり、葉っぱを装飾したりしていくうちに
「木だけだとさみしいね」「お花を描いたらいいんじゃない?」
「(ブレーメンの音楽隊は)ドイツのお話だから、ドイツのお花にしよう!」
と、ドイツにどんな花が咲いているかを調べ始め
スノードロップ、クロッカス、やぐるまぎくなど
色々なドイツの花を描いていました。
「どうぞのいす」に登場する小道具をつくっている子どもたちは
「トンカチの打つところって、灰色だけど端っこは黒くなっているね」
「(立札をつくりながら)これだと木に見えないな」
「木には模様があるから絵の具で描こう!!」
と、実物を見たり思い浮かべたりしながら、再現しようと一生懸命です。
こうして劇遊びの準備は着々とすすんでいて
子どもたちはおうちの方々にみていただくのを楽しみにしているようです。

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