黄組PYP探究ユニット「劇あそび」

 黄組(4歳児)さんのPYP探究ユニット「劇あそび」が始まりました。
(PYPについてはこちらをご覧ください)
 このユニットは「私たちはどのように自分を表現するか」という
教科の枠をこえたテーマのもと行う探究活動のひとつ。
6週間かけて探究していくなかで
「お話は人々を魅了しメッセージを伝える」ということを、
実感を伴って理解していってほしいと思っています。
(PYPでは、こうした探究の末子どもたちに実感を伴って
理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central idea)と呼びます。)

このユニットでは
・それぞれのお話の特徴
・それぞれの伝え方の効果
を、子どもたちとともに探究していきます。

2学期の終わりごろから、色々な物語に親しんでいる黄組(4歳児)さん。
青組(5歳児)さんのオペレッタを観てからは
劇中の歌を口ずさんだり、台詞を真似たりもしていました。


3学期が始まり、「この絵本面白いよ!」と
お家から絵本を持ってきてくれる姿も。
「『桃太郎』は日本のお話だよ」
「『てぶくろ』はウクライナだって」
「ウクライナってどこだろう?」と
どこの国のお話なのか興味を持ったり、
色々な絵本を読み比べて
同じ作品でも絵本(出版社)によって
登場人物やストーリーが少し違うことを発見したりしています。
日頃好んで読んでいる色々なお話を振り返り
作品に込められたメッセージについても考えています。
「『おむすびころりん』は、良いことをすると
自分にかえってくるっていうお話だと思う」
「小さな生き物に優しくするって大事だよっていうお話だと思うよ」
「『ねずみのよめいり』は、分からないことがあったら
自分たちで聞きに行って確かめることが大事っていうお話かな」
「結婚したところが幸せそうで良かったね」
と、子どもたちはそれぞれ、色々なことを感じているようです。
こうして日々たくさんのお話にふれている子どもたち。
これからみんなで話し合って、
劇あそびの題材にする作品を決めていきたいと思います。

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