PYP探究ユニット「劇あそび」

 黄組(4歳児)さんのPYP探究ユニット「劇あそび」が始まりました。(PYPについてはこちらをご覧ください)
 このユニットは「私たちはどのように自分を表現するか」という教科の枠をこえたテーマのもと行う探究活動のひとつ。
6週間かけて探究していくなかで、「お話は人々を魅了しメッセージを伝える」ということを、実感を伴って理解していってほしいと思っています。(PYPでは、こうした探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central idea)と呼びます。)

このユニットでは
・それぞれのお話の特徴
・それぞれの伝え方の効果
・パフォーマンスの振り返り
を、子どもたちとともに探究していきます。

3学期に入って、色々な物語に親しんでいる黄組(4歳児)さん。


「もっといろんなお話を読みたい!」と絵本を持ってきては、友だちとみています。

『おむすびころりん』を読んで「おむすびころりん スットントン♪」と歌をうたったり
『ねずみのすもう』を読んで「赤組(3歳児)の時、金太郎のお話でお相撲したよね」と会話を弾ませたりして、お話の世界を楽しんでいる様子。
「『ももたろう』は日本のお話だって!」「むかしむかしっていつのことかな?」
「下駄とか草履とか履いていたときのことじゃない?」と
赤組(3歳児)のときに「日本に昔から伝わるもの」を探究したことを思い出しながら考える姿もみられます。

日頃好んで読んでいる色々なお話を振り返り
「『おおきなかぶ』は、みんなで力を合わせたから、かぶを抜くことができたんだよね」
「『ねずみのすもう』は、「周りの人に優しくすると自分も幸せになれるっていうお話かな」、
「『ブレーメンの音楽隊』は、みんなで一斉に声を出すところが面白かった」と、
作品のテーマ、込められた作者のメッセージについての探究や、
作品の面白いところ、素敵なところなどの共有もしています。


『てぶくろ』を読み終えた後には、
「おじいさんは手袋を持って帰ったのかなぁ」
「動物たちにあげたかもしれないね」
「動物がたくさん入ったからゴムが伸びちゃって、使えなくて捨てちゃったかもしれない」と、
物語のその後の世界を想像する子たちもいました。

こうして日々たくさんのお話にふれている黄組(4歳児)さん。
これからみんなで話し合って、来月の参観日で披露する劇を決めていきます。
「(自分たちが赤組だったときの)黄組(4歳児)さんみたいな劇をしたい!」
「音楽会で青組(5歳児)さんがしていたオペレッタみたいにやりたい!」と
子どもたちははりきっているようです。

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