「他のクラスの探究も知りたい!自分の探究したことも伝えたい!」

 PYP探究ユニット「いろいろな国」をすすめてきた青組(5歳児)さん。

(このユニットについてはこちらをご覧ください)

 6週間かけて探究していくなかで「世界にはさまざまな国があり、それぞれの人々によって大事にされているものがある」ということを、実感を伴って理解していってほしいと思って取り組んできました。

いろいろな国や地域の留学生と交流して知ったことや、自分たちで調べたことを、身近な素材を使ってつくり、遊びのなかに取り入れてきた子どもたち。

カナダの日本語クラブの子どもたちとのZoom交流をきっかけに、カナダのことを探究したクラスの子どもたちは、アイスホッケーを再現したり、寒く空気がきれいな地域しか見えないオーロラを、本物に近づくよう試行錯誤したり、トーテムポールやメイプルシロップをかけるパンケーキを身近な素材でつくったりしていきました。



アルゼンチン出身のマリーア先生から話を聞き、アルゼンチンに興味をもったクラスの子どもたちは、さらに疑問に思ったことをマリーア先生に尋ねながら、カウボーイごっこやBBQごっこをしたり、イグアスの滝やブドウ畑などをつくって保育室をアルゼンチンにしようとしたり、みんなで張り切っています。



また、他にも、世界の「国旗」「伝統衣装」「世界遺産」「生き物」に興味をもったクラスの子どもたちは、国旗の意味を調べたり、世界の生き物になるための変身グッズをつくったり、伝統衣装を手づくりして纏ってみたりとさまざまに探究していました。



探究が盛り上がってくると、「〇組の調べていることを知りたい」「自分のクラスの探究も教えてあげたい!」と言いだしたこどもたち。

そこで、クラスごと発表し合うことに。

クラスごと、どんなことを探究してきたか、どんなことを知ってきたか、振り返りながら、何を伝えるか、伝えたいのか…を考えていきました。



伝える方法も・・・

「(遊びの中で)つくったものを見せたらいい」「伝えたいことを絵に描くのはどうか」「体を使って表現する」「クイズにして出題したら楽しいのでは」「歌をうたう」など、子どもたちからは、いろいろな意見が出てきました。

今は、その発表の日を楽しみに練習に励んでいる子どもたちです。


こうした活動を通して、「世界にはさまざまな国があり、それぞれの人々によって大事にされているものがある」ということを、身をもって感じてくれていたら嬉しく思います。


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