秋から冬への移り変わり
国際バカロレアPYP探究ユニット「秋・冬の自然」をすすめてきた赤組(3歳児)さん(このユニットについてはこちらをご覧ください)。
8週間かけて探究していくなかで「季節の移り変わりは、人々の生活に影響する」ということを、
実感を伴って理解していってほしいと思って取り組んできました。
ここ数日、朝の寒さがますます厳しくなってきて
今朝は、園庭に遊びに出かけた子どもたちが
「先生!お砂がカチカチになってる!」と教えてくれました。
「ハァーってすると、(息が)白いよ」と、友達と一緒に白い息を見せ合ったり、
「手が冷たいよ。触ってみて!」「朝、ママの車がカチカチだったんだよ」と話したりする姿も。
保育室も、秋から冬へと模様替え。
こちらは、雪だるまを製作中。
綿、ボタンなどを使って表現し、一気に冬模様になりました。
遊びのなかにも変化が…
「寒いから、お鍋をつくるよ。あったまるからね」「こたつで食べよう!」
タオルをテーブルにかけて、こたつにして遊んでいました。
子どもたちは、いろいろな場面で冬の訪れを感じているようです。
先日は、クラスの友達と一緒に、ライブラリーで「秋の絵本」と「冬の絵本」探し。
「これは、ドングリの絵があるから、秋の絵本!」
「これは、(表紙の絵が)マフラーしてるから冬のお話!」と、
これまでの探究活動で得た知識を活かしながら、思い思いに絵本を見つけていました。
そして、冬の絵本は、お部屋の絵本コーナーに…
嬉しそうにページをめくっています。
10月末からすすめてきた探究ユニットも、いよいよ締めくくり。
一人ひとり自己振り返りシートに取り組みました。
見つけたものや、遊んだもの、食べたものや、知ったこと・・・
子どもたちそれぞれに、発見や心に残るものがあったようでした。
この探究活動を通じて、「木に葉っぱがなくなった」「遠くの山が白くなった」「手袋をするようになった」
などと、いろいろな場面で季節の移り変わりに気づくようになった子どもたち。
この時季ならではの遊びや自然現象に親しんだり、毎日の給食のなかに「旬の食べ物」を探したり、
絵本や紙芝居の中にも季節のものを見つけたりする姿を見て、とても嬉しく感じました。
これからもこうした体験を積み重ねて、
「季節の移り変わりは、人々の生活に影響する」ということを
感じとっていってほしいと思います。