PYP探究ユニット「素材の活用」

PYP探究ユニット「素材の活用」をすすめている黄組(年中)さん。
(PYPについてはこちらをご覧ください)

 このユニットは「この地球を共有するということ」という
教科の枠をこえたテーマのもと行う探究活動のひとつ。
地球上にある限られた資源を、他の人々や他の生物とどのように分け合うかを
考えていくことも、このテーマにつながっていきます。
7週間かけて探究していくなかで
「素材にはそれぞれ特性があり人はそれを活用する」ということを、
実感を伴って理解していってほしいと思っています。
(PYPでは、こうした探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、
中心的アイディア(Central idea)と呼びます。)

この探究ユニットでは
・素材のもつ特性
・素材の機能
・素材の特性のいかしかた
を子どもたちとともに探究していきます。

1学期から身近な素材を使って工作をしたり、
楽器をつくったりしてきた黄組(年中)さん。
毎日おうちから様々な素材を持ってきてくれています。 
集まったたくさんの素材を使って
遊ぶことに夢中になっている子どもたち。
「段ボールは硬いからトンネルになるんじゃない?」
「(中を)通れたら楽しいね!」と迷路づくりが始まったり
運動会の経験から玉入れゲームをつくったり
自分たちでアイディアを出し合って
形にしようとしています。

さらには素材を再利用することにも興味を持ち始め
「牛乳パックを水に溶かしたらどうなるかな?」
「新聞紙を遊びに使えるものに変えてみよう」
と色々な実験をしています。
遊んでいくうちに、困ったこともでてきたようで
「ボーリングの玉をプラスチックでつくるとデコボコしちゃう」
「新聞紙を丸めると小さくなりすぎて遠くにとんじゃうね」と試行錯誤したり
「段ボールが倒れちゃうけれど、どうしよう・・・」
「(段ボールを)重ねたら、強くなると思うよ」
と解決策を考えて発表し合ったりもしています。
こうして身近にある色々な素材を遊びに取り入れながら
探究を深めている子どもたち。
これからどんな風に遊びが展開していくのか
とても楽しみです。

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