コミュニケーションゲームとバランスゲーム

 PYP探究ユニット「最初の一歩」をすすめている赤組(3歳児)さん。
(このユニットについてはこちらをご覧ください)
10週間かけて探究していくなかで
「私たちは、新しい環境の中でも、安心できる場所、好きなことを見つけることができる」
ということを、実感を伴って理解していってほしいと思っています。

この探究ユニットの中では、「コミュニケーションができる人」「バランスのとれた人」「心を開く人」という「IB学習者像(Learner Profile)」(IBプログラムを通じて「こういう人になろう!」と掲げられたもの)が特に大切にされています。そこで、子どもたちに「コミュニケーション」「バランス」という言葉をより身近に感じてもらえるようにと、
ゲームをしてみました


まずは、「コミュニケーションゲーム」から。
「あいさつ列車 シュッシュッシュ~♪」と歌いながら歩いて、曲が終わったところで出会ったお友達に「こんにちは」とご挨拶。「名前」や「好きな色」、「好きな遊び」を伝え合いました。

手をマイクに見立てて、「♪あーなたのお名前は?」とインタビューし合う微笑ましい姿も。
「同じ色の服を着ているお友達」「同じチームのお友達」と呼びかけて集まる「仲間集め」では
「○○ちゃんも同じチームだよ」とお友達を誘ったり「ここに入って」と輪の中に入れてあげたり・・・
自然にコミュニケーションをとっていた子どもたちです。
手や頭の上に乗せたお手玉を落とさないようにする「バランスゲーム」にも挑戦。
両手を広げたり、体が動かないように意識したりしながら、一生懸命バランスを保とうとしていました。

ゲームの後は、お給食。
管理栄養士から「バランスよく食べてね」と声をかけられると、
「今日のお味噌汁のお野菜(小松菜)苦手だけど、がんばって食べるよ」
「お野菜も、お魚もお肉も食べて花丸になったら、(栄養の)バランスがとれるね」と、
いつも以上にはりきっていました。
「お部屋やお外でいろんな遊びをすることも、バランスだよ」
「平均台を渡るときも、バランスとって遊ぶよね」と話したり、
「天秤」でおもりを乗せ比べて遊んだりもしていて、
子どもたちなりに「バランス」という言葉の意味を感じている様子でした。

自由遊びの時間には、「電車ごっこ」をしながら違うクラスに遊びに行く姿も見られる赤組(3歳児)さん。
「幼稚園の安心できる場所、好きなこと」を見つけながら遊んだりゲームをしたりしていくなかで、友達関係も広がっているようです。


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