いろいろな国への興味から広がる遊び
PYP探究ユニット「いろいろな国」をすすめている青組(5歳児)さん。
(このユニットについてはこちらをご覧ください)
6週間かけて探究していくなかで「世界にはさまざまな国があり、それぞれの人々によって大事にされているものがある」ということを、実感を伴って理解していってほしいと思っています。
先日はベトナム出身の留学生とオンライン交流をした子どもたち。ベトナムは日本から飛行機で6時間かかることやライチが有名なこと、狭い道がたくさんあるのでバイクで移動する人が多いことなどを教えてもらいました。
オリンピックやパラリンピックにも関心を持ち、
世界で行われているスポーツについて探究していた子どもたちは、
いろいろなスポーツが盛んなアメリカやイギリス、オリンピック発祥の地であるギリシャなどにも興味が広がり、
それぞれの国の有名な建物や食べ物などを、身近な素材を使ってつくるようになりました。
国旗に興味を持った子どもたちは、「国旗カルタ」に夢中。
国旗をつけた箱をいくつかつくり、そこに新聞紙でつくったボールを投げ入れるゲームも生まれ
「グリーンランドは日本から遠いから遠くに置こう」「韓国は近いから近くに置こうね」
と、日本からの距離によって箱を置く位置を決めていました。
いろいろな国の遊びに興味を持った子どもたちは
アメリカの「ホットポテトゲーム」(ボール回しゲーム)や、ドイツの「ターラーターラー」(コイン回しゲーム)、
グァテマラの「シュカの水」という遊びを楽しんでいます。
「シュカの水」は、日本のハンカチ落としに似ているゲーム。
お客さん(一人)とお店の人(輪になって座る)に分かれ、お客さんがお店の人の周りを歩いて「何を売っていますか?」と聞いていき、お店の人が「シュカの水です」と答えたら、お客さんはお店の人につかまらないように逃げる、
というルールです。
こうして、いろいろな国への興味から、子どもたちの遊びはどんどん広がっています。
そんな青組(5歳児)さん。
今日はスポーツデーがあり、先週に続いて今井先生(本短期大学保育科准教授)と一緒に「テニピン」をしました。
ラケットを手にはめて、ボールを床にバウンドさせてキャッチしたり
ボールを転がしてお友達とラリーをしたり・・・
テニピンのラケットは段ボールでもつくれることを教えていただくと
さっそく「つくってみたい!」とはりきっていました。