秋から冬への移り変わり
国際バカロレアPYP探究ユニット「秋・冬の自然」をすすめてきた赤組(3歳児)さん。
(このユニットについてはこちらをご覧ください)
8週間かけて探究していくなかで「季節の移り変わりは、人々の生活に影響する」ということを、実感を伴って理解していってほしいと思って取り組んできました。
音楽会が終わり、「サンタさん、今度は、おうちにも来てくれるかな」と話したり、
クリスマスツリーの飾りつけをしたり、
サンタさんやトナカイに変身して鈴を鳴らしながらいろいろな部屋を回ったり・・・
遊びのなかでもクリスマスを楽しみにしている様子がうかがえます。
「朝、車の窓も凍っていたよ」「寒いからマフラーしてきたんだよ」と自分たちの生活の中に冬の訪れも感じ始めている様子。
「おうちでゆず湯に入ったよ!」とゆず湯ごっこをしたり、おままごとの遊びに「こたつ」を準備したり、
「お外は風が冷たいけど、これならあったかいね」と、段ボールのおうちを「かまくら」にしたりして遊ぶ姿もみられます。
園庭では、「前より木がはだかんぼになってる!」「あと葉っぱが何枚残ってるんだろう」と数え始め、季節が秋から冬へと変化していることを実感しているようです。
先月、管理栄養士から「冬が旬の食べ物」についても少し教えてもらっていた子どもたち。
給食の時間には「冬の食べ物探し」をしていて
今日も「白菜!ニンジンも入ってた。ネギも!(すき焼き風煮)」
「ほうれん草もあったよ(わかめとあさりの味噌汁)」
「ごはんにダイコンの葉っぱも入ってるって(青菜ご飯)」と、
「冬が旬の食べ物」をたくさん見つけていました。
この探究活動を通じて、
「風が冷たくなってきた」「山が白くなった」「寒くなってきたから、モコモコの服を着る」などと、いろいろな場面で季節の移り変わりに気づくことができた様子。
この時季ならではの遊びや自然現象に親しむ姿や、毎日の給食のなかに、季節の「旬の食べ物」を探す姿を嬉しく思っています。
子どもたちには、こうした体験を積み重ねて、
「季節の移り変わりは、人々の生活に影響する」ということを感じとっていってほしいと思います。