お仕事探し

 PYP探究ユニット「将来の夢」をすすめている青組(5歳児)さん。(このユニットについてはこちらをご覧ください)
6週間かけて探究していくなかで「それぞれが役割をもって生きている」ということを、
実感を伴って理解していってほしいと思っています。

これまで、おうちの方のお仕事について教えていただき、それをみんなの前で発表したりして、世の中にあるいろいろな仕事にますます関心が高まってきている子どもたち。
(保護者の皆様にはご協力いただきありがとうございました。)
幼稚園で過ごすなかでも、警察官、消防士、大学陸上部の監督、カメラマンなど、いろいろなお仕事をしている方に出会ってきました。


先日は、クッキングハウスとビデオ通話。

炊きたてのご飯とゆかりを混ぜ湯気がたくさん出ている様子や
茎わかめの炒め物を焦げないようにずっとスパテラ(大きなしゃもじのようなもの)で混ぜている姿を見ると
「熱そうだね」「大変そう」「疲れるよね」と話していました。

施設の中も紹介してもらいました。

食材を洗う部屋、調理する部屋、出来上がった給食をワゴンに乗せる部屋など色々な部屋を見たり、
幼稚園と小学校合わせて800人分の給食をつくるから大きな調理器具やたくさんの食材が必要だという話を聞いたりして、初めて見るクッキングハウスの中は、とても新鮮だった様子。
いろいろな人たちが協力して給食をつくってくれていることを知り嬉しかったようで
「(給食を)全部食べたいと思った」「私たちのことを大切に考えて(給食を)つくってくれているんだね」
といった声があがりました。
その日の給食の時間には
「一生懸命つくってくれたのを知ったから、いつもよりおいしく感じる!」と話したり
「疲れてるのに、お皿も洗ってくれるんだよね」と、より丁寧に片付けたりする姿もみられました。

そして今日は、大学キャンパスへ出かけて「お仕事探し」

FM放送局では「地域の人に情報を伝える」仕事をしていることや、「パーソナリティ」という仕事があること、ビルのてっぺんに設置しているアンテナから、電波を通じて声を届けていること、などを教えていただきました。
たくさんのことをみんなに伝えたいという思いから放送局をつくったこと、
大きな地震や台風などがきたときに役に立ってほしいと思って仕事をしていること、
などその仕事をされている方々の思いも聞かせていただくことができました。

自動販売機に飲み物の補充をしている方は、ジュースの補充だけでなく、みんなのお腹が痛くならないように
賞味期限を確認したり、自動販売機からお金を集めたりする仕事もしていること
大学の守衛さんは、大学に来たお客様のご案内をしたり、大学の安全を守ったりしていること
なども教えていただきました。


そのほかにも、宅急便屋さん、お弁当屋さん、バスの運転手さんなど
色々なお仕事をしている方を見かけると「どんなお仕事なんだろう?」と考えたり
キャンパス内にある彫刻やゴミ箱などを見て
「お庭が楽しくなるように(彫刻を)つくっているのかも」
「ゴミを集めてどこかで燃やしてくれる人がいるんじゃないかな」
と想像をふくらませたりしていた子どもたち。

世の中にはいろいろな仕事があることや、社会はいろいろな人や仕事のつながりで成り立っていることを
感じる機会になったようです。

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