PYP探究ユニット「人との関わり」

 PYP探究ユニット「人との関わり」をすすめている黄組(4歳児)さん。(PYPについてはこちらをご覧ください)
 このユニットは「私たちは誰なのか」という教科の枠をこえたテーマのもと行う探究活動のひとつ。
「幸せは人と人との関係に影響されている」ということを、実感を伴って理解していってほしいと思っています。
(PYPでは、こうした探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central idea)と呼びます。)

 この探究ユニットでは
・人間関係が私たちに与える影響(友達にしてもらって嬉しかったこと。友達にして喜ばれたこと)
・よりよい人間関係をつくるための私たちの行動(自分がなりたいと思う青組の姿)
を、子どもたちとともに探究していきます。

進級を前に、これまでたくさん遊んでもらった青組(5歳児)さんに「してもらって嬉しかったこと」を思い起こしてみた子どもたち。
「手裏剣の折り方を教えてもらったこと」
「お庭で一緒にサッカーしてもらったこと」
「バスの中で席を譲ってもらったこと」
「英語(課外教室)のときにお部屋を教えてもらったこと」
など、 たくさんの「してもらって嬉しかったこと」がでてきました。
そして、もうすぐ卒園を迎える青組(5歳児)さんに、感謝の気持ちを伝えたい、
と「青組を送る会」の企画をすることに。
「どうやってありがとうの気持ちを伝えようか?」と考え、みんなでアイディアを出し合っています。

そんな黄組(4歳児)さん。
今日は、みんなでメモリアルホールへ行き、青組(5歳児)さんの卒園発表会のリハーサルを見てきました。

メモリアルホールへ向かいながら、
「あ!かわいい鳥の鳴き声がする!」「カラスが飛んでる!」と、周りに目を向けたり、
「木に白いお花が咲いてる!」と、梅の開花に気づいたりしながら元気よく歩いていた子どもたち。
「もう春だね」「春になったら、僕たち青組さんだね」「青組さんは1年生!」と、
新しい生活を楽しみにしている様子もうかがえました。


メモリアルホールでは、
「同じコースのお姉ちゃんだよ」「一緒にサッカーしてくれたお兄ちゃんもいる」
と、青組(5歳児)さんの発表を嬉しそうに見て、一生懸命拍手を送っていた子どもたち。
「青組さんかっこよかったね」「次は私たちかぁ…」「できるようになるかな?」
と友達と感想を伝え合ったりもしていました。



いつも優しくしてくれている青組(5歳児)さんの立派な姿に
「あんな青組さんになりたいな」と憧れの気持ちをさらに強くしたようです。

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