青組PYP探究ユニット「みんなで表現しよう」 

 国際バカロレアPYP探究ユニット「みんなで表現しよう」が始まった青組(5歳児)さん。(PYPについてはこちらをご覧ください)
このユニットは「私たちはどのように自分を表現するか」という教科の枠をこえたテーマのもと行う探究活動のひとつです。
5週間かけて探究していくなかで
「ビジュアルイメージ(視覚的に表されているもの)はメッセージを伝える」ということを、
実感を伴って理解していってほしいと思っています。(PYPでは、こうした探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central idea)と呼びます。)

 この活動では
・ビジュアルイメージから感じること
・ビジュアルイメージでのメッセージの伝え方
・ビジュアルイメージによる表現
を子どもたちとともに探究していきます。

先日の敬老参観日では、1学期の探究ユニット「いろいろな国」で調べたことや
知ったことを発表した子どもたち。
どうしたらより伝わるかを考え、身近な素材を使ってつくったり、絵を描いたり、身振りをつけたりと、それぞれ伝え方を工夫していました。

ご参加いただいたか方々からの感想を子どもたちに伝えると、みんな大喜び。
ありがとうございました。

そんな青組(5歳児)さんは、2学期が始まってから、
運動会に向けてパラバルーンに挑戦しています。
バルーンをピンと張ったり、持ち上げたりすると、
「富士山に見える」「ピザみたい」「気球だ!」と、
バルーンの形をいろいろなものに見立てる姿も見られました。

そこで子どもたちに、言葉を使わないで伝える方法にはどんなものがあるか尋ねてみました。
すると「絵」「国旗」「写真」「体を動かす」「マーク」「ピクトグラム」「手話」など、
いろいろな意見が出てきたので、幼稚園のなかに「言葉を使わないで伝えているもの」があるか、探しに出かけました。

保育室の窓ガラスに貼ってあるチューリップが、
学年とクラスを表す色や数になっているかを全クラス確かめたり

ライブラリー、プール、クッキングハウスなどにピクトグラムのような表示を見つけたり
園庭にあるポストにマークがあることに気づいたり・・・
そして「世界のいろいろな国の人たちは、
話す言葉は違ってもピクトグラムやマークは目で見て分かるから、伝わるかもしれない」
と想像する子たちもいました。




塗装の新しくなったバスが、幼稚園のマークに使われている色と同じことに気づくと
「幼稚園ですよ~ってわかるようにしたのかな?」と声があがり、
バスについているマークにどのような意味があるのかも、みんなで考え中です。

その後も、「見て!エコマークみつけた」とゼリーカップや牛乳パックにマークを見つけたり、
「トイレにもマークあったよ。足跡もそうかな?」と、新たな発見をしりしている子どもたち。
これから運動会に向けて
園外で活動することも増えてくるので
身の回りにあるビジュアルイメージを探したり、
その意味を考えたりしていきたいと思います。

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