青組PYP探究ユニット「ダイナミックワールド」

 青組(5歳児)さんのPYP探究ユニット「ダイナミックワールド」が始まりました。
(PYPについてはこちらをご覧ください)
 10月中旬から11月中旬にかけて行う保育を、本園では「秋のダイナミックワールド」と呼び、自由遊びの時間だけでなく、クラス活動の時間もおおいに使いながら、普段より一層じっくりと、子どもたちと共に遊びを深めていっています。

この「秋のダイナミックワールド」は、
青組(5歳児)の「この地球を共有するということ」という教科の枠をこえたテーマのもと行う探究活動のひとつでもあります。
4週間かけて探究していくなかで、「様々な方法によって、コミュニティー内の問題は解決する」ということを、実感を伴って理解していってほしいと思っています。
(PYPでは、こうした探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central idea)と呼びます。)

この探究ユニットでは
・よい人間関係の特徴
・コミュニティー内の問題解決
・よい人間関係をつくるための個人の責任
を、子どもたちとともに探究していきます。

日々様々な遊びを生み出している青組(5歳児)さん。
運動会のパラバルーンで「飛行機」を表現したことをきっかけに
「飛行機」や「空港」に興味を持ち始めた子どもたちは、
飛行機だけでなく空港にあるものや世界旅行に必要なものをつくり、遊びに取り入れています。


「カナダの有名なものや大切にされているもの」「絶滅危惧種」など
これまで探究してきたことへの興味をさらに広げている子どもたちも。
「お部屋の中を、カナダを旅行しているみたいにしたい!」と
空で見られるオーロラ、氷の上でするアイスホッケーなどを再現しようと試行錯誤したり

「絶滅危惧種の生き物を守りたい」「地球をきれいにしたい」という思いから
遊びが生まれたりもしています

今日は、「森の幼稚園」の動物たちが、「砂場での物の取り合い」や「鬼ごっこでルールを守らない」
という問題が起きた時にどうやって問題解決をしていくか、
というペープサートをみんなで観ました。


お話を観終わったあと、
「おもちゃが1つしかなかったら、みんなで順番に使う」「ルールを決めてから遊ぶ」
「(問題が起きたら)相談したらいいと思う」と
お話に登場した動物を自分に置きかえて、問題の解決方法を考えていた子どもたち。
「そうやって過ごしたら、みんなで楽しく仲良く遊べるね」と話す姿もありました。

子どもたちには、問題が起きた時の解決方法や友達との関係の築き方について考える機会を大切にしながら
遊びを深めていってほしいと思います。

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