みんなで笑顔の地球をつくるために

 PYP探究ユニット「素材の活用」をすすめてきた黄組(4歳児)さん。
(このユニットについてはこちらをご覧ください)
 7週間かけて探究していくなかで
「素材にはそれぞれ特性があり人はそれを活用する」ということを、
実感を伴って理解していってほしいと思い取り組んできました。

素材の良いところを見つけて、「素材の特性」について考えたり、遊びに必要なものをつくったり
身の回りでマーク探しをしたりと、素材を使って遊びを繰り広げてきた子どもたち。
「新聞紙って、形が変わっておもしろい!」「丸めることもできる!」「ちぎれば細くもできる!」と形の変化を楽しみ、
「トイレットペーパーって水に溶けるけれど、新聞紙ってどうなんだろう?」「水につけてみよう!」と素材を使った実験も続いています。


「新聞紙ってマントみたいに(肩にかけると)あったかい!」と嬉しそうに見せてくれる場面もあります。

工作をして遊んでいるうちにいろいろな素材から音が出ることに気づき・・・

素材にドングリを入れたりゴムをかけたりして楽器をつくり、
「何の音でしょう?」「ヤクルトとトイレットペーパーの芯?」と、
クイズを出し合って遊ぶ姿も。

音当てクイズをするなかで、いろいろな素材によって音が違うことにも気づいてきた子どもたち。
今年は、運動会に続き「たのしい音楽会」でも「素材の活用」をして、
手づくり楽器を使った演奏に挑戦したいと思っています。



子どもたちにとってこの探究活動は、楽しみながら素材の特性や活かし方に気づくとともに
「地球上にある限られた資源」について意識するきっかけにもなった様子。
「使えるものはまた使って、ゴミを減らした方がきれいになると思う」
「おうちや幼稚園がきれいになったら地球もうれしいよね」という声が聞かれ、
「自分たちにできることは何か」を考え行動しようとする姿もみられます。

「みんなで笑顔の地球をつくるため」に、
「素材の活用」の探究をこれからもずっと続けていきたいと思います。

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