PYPユニット「身近な生き物」 

PYP探究ユニット「身近な生き物」が始まっている黄組(4歳児)さん。(PYPについてはこちらをご覧ください)

このユニットは「世界はどのような仕組みになっているのか」という
教科の枠をこえたテーマのもと行う探究活動のひとつ。

8週間かけて探究していくなかで「人々は、いろいろな生き物と住んでいる」ということを、実感を伴って理解していってほしいと思っています。(PYPでは、こうした探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central idea)と呼びます。)

 この探究ユニットでは
・身の周りの生き物
・生き物の成長・生長
・生き物が好む環境
を、子どもたちとともに探究していきます。

気の合う友達と一緒に園庭で遊ぶなかで、
「つかまえたよ!!」と、アリやダンゴムシ、幼虫などを探したり、
「イチゴが赤くなってきた。食べられるかな~」と、プランターで栽培しているイチゴやジャガイモを見たりして、
発見したことをクラスの友達や保育者に嬉しそうに伝える姿が毎日のように見られる黄組(4歳児)さん。
園庭に落ちていたトウカエデの葉っぱを見つけて
「見てー!チューリップに似てる!!」「これ恐竜の足みたい」と会話を弾ませる姿も。



見つけた生き物を虫かごに入れて、じっくり観察したり、図鑑で名前を調べたりして楽しんでいるようです。


おうちの方と一緒に見つけた生き物を紹介してくれたり、
クラスで飼育している生き物のためにと餌になりそうなものを持ってきてくれたりする子も。
飼育のコーナーには、幼虫、オタマジャクシ、カニなども仲間入りし、生き物が少しずつ増えてきました。

そんな子どもたちと、昨日は大学キャンパスにお散歩。
目で見るだけでなく、触ったり、聞いたり、嗅いだり、
いろいろな感覚を使って自然を感じてほしいと思って出かけました。


ドングリがついていないシラカシ、園庭にもあるトウカエデ、
つぼみのアジサイ、きれいに咲いているバラなど、いろいろな植物を見たり、
太陽の光のあたたかさや風の心地よさに季節を感じたり・・・



幼稚園とは違った環境のなかで、初めて出合う植物や虫たちに興奮していた様子。
子どもたちには、こうした経験もしながら「身近な生き物」への興味をさらに深めていってほしいと思っています。

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