青組PYP探究ユニット「みんなで表現しよう」
国際バカロレアPYP探究ユニット「みんなで表現しよう」が始まっている青組(5歳児)さん。(PYPについてはこちらをご覧ください)
このユニットは「私たちはどのように自分を表現するか」という教科の枠をこえたテーマのもと行う探究活動のひとつです。
4週間かけて探究していくなかで
「ビジュアルイメージ(視覚的に表されているもの)はメッセージを伝える」ということを、
実感を伴って理解していってほしいと思っています。(PYPでは、こうした探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central idea)と呼びます。)
この活動では、
・ビジュアルイメージから感じること
・ビジュアルイメージでのメッセージの伝え方
・ビジュアルイメージによる表現
を、子どもたちとともに探究していきます。
1学期の探究ユニット「いろいろな国」では、調べたことや知ったことをクラスごと発表し合った子どもたち。
身近な素材を使ってつくったり、描いたり、ダンスをつけたり、実演したり…
どうしたらより伝わるかを考え、伝え方を工夫してきました。
そして2学期が始まり、今はリレーやパラバルーンに挑戦しています。
パラバルーンをピンと張ると「まん丸でおつきさまみたい!」
ふんわり持ち上げると「おまんじゅうみたい!」
パラバルーンをお布団にしてゴロンってすると「お日さまみたい!」
と、いろいろな形に見たてる姿も。
そこで子どもたちに、言葉を使わないで伝える方法にはどんなものがあるか尋ねてみると、
「看板とか?」「マークを見たら、わかるよ」「手話もある」「じゃ、点字も?」など、
いろいろな意見が出てきました。
幼稚園のなかにも、「言葉を使わないで伝えているもの」があるか、探しに出かけると…
「ピクトさん (ピクトグラム)、発見!」
非常口の“ピクトさん”は、「こんな感じ?」と、
体を使って同じポーズで真似してみたりもしました。
運動会に向けて、「頑張る気持ち」のポーズも表現してみました。
見ている方にもその気持ちが伝わるようにしよう!とはりきっています。
これから運動会に向けて「表現」をしながら、身の回りにあるビジュアルイメージを探したり、
その意味を考えたりしていきたいと思います。