伝えたいメッセージが伝わった!!

PYP探究ユニット「劇あそび」をすすめてきた黄組(4歳児)さん(このユニットについてはこちらをご覧ください)。
「お話は人々を魅了しメッセージを伝える」ということを、実感を伴って理解していってほしいと、6週間かけて探究してきました。

先週末の学年末参観で、おうちの方に自分たちの劇を披露できたことを、
とても喜んでいた黄組(4歳児)の子どもたち。
参観後に保護者の方に書いていただいた感想を、後日みんなで共有しました。

『てぶくろ』(ウクライナ民話)を披露したクラスの保護者の方から・・・
「お互いをおもいやるやさしい気持ちがとても伝わり、あたたかい気持ちになりました」
「最後におじいさんがてぶくろを置いていくのも、とても考えられていて素敵でした」


『スイミー』(作:レオレオニ・訳:谷川 俊太郎)を披露したクラスの保護者の方から・・・
「楽しい気持ち、嬉しい気持ち、悲しい気持ち、お魚(スイミー)や海のお友達の気持ちがよく伝わりました。みんな大きな声で素敵でした」
「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために!お友達みんなが輝いていて、小さな光が大きな輝きを放っていました」

『くれよんのくろくん』(作・絵:なかや みわ)を披露したクラスの保護者の方から・・・
「どの色も全部素敵!!みんな違ってみんなきれいでした」
「一人で何かをするより、みんなでした方が楽しそうでした。見ていて楽しくなりました」

と、たくさんの感想をいただき、それを聞いた子どもたちは、
友達と顔を見合わせ笑顔になったり、照れくさそうにしていたり・・・

これまで、物語に込められたメッセージが、劇あそびを見てくれた人に伝わるようにと、
クラスみんなで表現方法を工夫し、演じてきました。
おうちの方からいただいたあたたかな言葉から、それが伝わったことを実感でき、
「新しいお客さんにも見せてあげたい」
「(メッセージが)伝わるようにもっと頑張りたい!」
「もっとみんなで声を出してうたったら伝わるかもしれないよ」
など、表現する喜びを味わえたようです。

その後も、他クラスの友達に見てもらったり、役を交換したりしながら、劇あそびを楽しんでいます。


たくさんのブロックを片づける場面で、
ある子の「一人だと大変だから・・・みんなで力を合わせればできる!」の声に、
「おー!!」とみんなで協力し合ったり、

折り紙をしていた際、友達と助け合っている場面を見た子が、
「わからない時に、助けられる仲間っていいよね!」とつぶやいたことで、
「仲間っていいね!」という言葉が広がったり・・・
劇あそびを通して伝えようとしていたメッセージを、
日常の生活のなかでも実感して過ごしている様子に感動し、とても嬉しく思いました。

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