琴と歌の演奏会
PYP探究ユニット「ぼくたちわたしたちの住む日本」をすすめている赤組(3歳児)さん。(このユニットについてはこちらをご覧ください)
7週間かけて探究していくなかで、「日本には、昔から伝わる大事なものがある」ということを実感を伴って理解していってほしいと思っています。
だんだんと、暖かな日差しの日が増えてきました。
園庭では、竹馬にも挑戦する子も。上手に乗れる子が増えてきています!
こうしてさまざまな日本の昔のもので遊んできた赤組(3歳児)さん。
今日は、生田流 宮城会所属の窪田礼子先生と正宗さやか先生、そして、スペシャルゲストとして、
山梨県出身で日本童謡歌手として全国で活動されている若林秀和さんにお越しいただき、
日本の伝統的楽器である琴と歌を聴かせていただきました。
演奏していただいた曲は、
「雪」「(山梨学院)ようちえんの歌」「豆まき」「赤鬼と青鬼のタンゴ」「うれしいひなまつり」。
知っている曲ばかりだったので、子どもたちは思わず一緒に歌いだし
若林先生の歌のリードで、大合唱になりました。
最後は、琴の美しい演奏で、「さくら さくら」を披露していただきました。
子どもたちは、琴の音色にすっかり魅了されていたようです。
演奏会の後は、琴を近くで見せていただいたり、弦をはじかせていただいたり・・・
「白い糸(弦)と木の部分は、何でつくられているんですか」
という子どもたちからの質問には、
糸の部分は、昔は絹糸でつくっていたけれど、今はテトロンつくられることが多いこと、
木の部分は、桐の木でできていることを教えていただきました。
そして、琴は400年も昔から伝わる楽器であること、
琴の形は、竜の形をイメージしてつくられていることなども教えていただき
とても貴重な体験をさせていただくことができました。
1月から日本の昔のものを、いろいろな視点から探究してきた赤組(3歳児)さん。
日本の昔話の世界に入り込みごっこ遊びをして楽しんだり、音楽リズムで表現したり・・・
昔の生活の中で使われていた道具を実際に使い、昔から伝わる遊びをいくつも体験してきました。
「日本の昔と今」に親しみ、今もなお大切にされている伝統行事があることを体験するなかで、
日本に昔から伝わる大事なものへの興味を広げ、
「昔から伝わるものには、これからも大切にしていきたいものがある」ということを
感じていってほしいと思います。