言葉を使わないで伝えているもの

国際バカロレアPYP探究ユニット「みんなで表現しよう」が始まっている青組(5歳児)さん。
1学期の探究ユニット「いろいろな国」でも、どうしたら調べたことや知ったことがより伝わるかを考え、工夫してきました。

例えば、国旗の意味を伝える方法として、考えたのはクイズ形式。
Q.3つの国の国旗の丸、どの国も〇は太陽を表している??


形だけでなく、「平和の色『しろ』」「『赤』はちから」「真実の『青』などなど…使われている色やデザインにも意味があることを知っていて、国旗の色や描かれたシンボルから、意味を読み取る姿も。

国旗に親しんできた子どもたちは、お給食のワゴンを見ても、「国旗に似てる!!」と大喜び。
ワゴンの形と仕切りから、国旗のデザインの対比をイメージした様子。
「ベナン!!」「マダガスカルもだよ!!」と、目を輝かせていました。

そんな子どもたちと「言葉を使わないで伝えているもの」があるか、探しに出かけると…
「ピクトさん (ピクトグラム)、発見!」

古屋記念堂でも「ピクトさんを発見!」
「こんな感じ?」と、体を使って同じポーズで真似してみたり…

幼稚園バスにもマークが

クッキングハウスにも。

言葉を使わないで伝える方法にはどんなものがあるか尋ねてみると、
「マークを見たら、わかるよ」「ダンスとか?」「この前やったジェスチャーゲームでもわかるよ」など、
いろいろな意見が出てきました。

古屋記念堂で練習をしているお兄さんに、
お兄さんたちがしているスポーツをジェスチャーしてもらうと…

「バスケットボール!のシュート」と歓声が。
帰り道も、身の回りにあるビジュアルイメージを探しながら帰ってきました。



これから運動会に向けて「表現」をしながら、身の回りにあるビジュアルイメージを探したり
その意味を考えたりしていきたいと思います。


・・・・・・・・・
上記の保育は、本園のPYP探究ユニット「みんなで表現しよう」のカリキュラムとして計画しております(PYPについてはこちらをご覧ください)。

◆教科の枠をこえたテーマ: 私たちはどのように自分を表現するか
◆中心的アイディア(Central idea):ビジュアルイメージ(視覚的に表されているもの)はメッセージを伝える
(PYPでは、探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central idea)と呼びます。)
 ◆探究の流れ:・ビジュアルイメージから感じること・ビジュアルイメージでのメッセージの伝え方
・ビジュアルイメージによる表現


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