赤組PYPユニット「伝えよう(運動会)」スタート!

 今日は、1週間のはじまりの月曜日。
「おはよう!」と元気に登園してきた赤組(3歳児・満3歳児)の子どもたちは、
友達や保育者と、先日の敬老参観日で行ったお手玉を使った遊びをしたり、
カラフルに色を塗った「トンボ」を揺らしたりと、元気いっぱいに遊び始めていました。




クラス活動の時間、「今から、みんなでゲームをしまーす!」と保育者が言うと、「イェーイ!!」と歓声が。
今日のゲームは「伝えようゲーム」。
1つめは「伝言ゲーム」で「言葉」を使って伝えることに挑戦です!

チームごとに列になって並び、前の人が保育者からお題を聞いて、後ろの人へ言葉をつないでいき・・・
最後の人は、絵のカードの中から、伝言で伝わってきたものを見つけます。


少し難しそうでしたが、最後の人まで言葉が伝わりそれが正解すると、「ヤッター!!」と大喜びでした。

2つめのゲームは、「この絵はな~に?」。
言葉は使わずに絵を描いて、誰が何をしているところかを当てるゲームです。
保育者が、黒板に絵を描いていくと…
「ちょうちょ!」「ひまわり!」と絵から読み取ったことを言葉にしていました。

その後、言葉を使わず、絵も描かず、相手に何かを伝える方法はないかな…と
子どもたちと考え、体で表現する「ジェスチャーゲーム」に挑戦!
まずは保育者が、体の動きだけで、誰が、何をしているところなのかを表現し、
当ててもらうことにしました。

「カエル!」「ウサギ!お水飲んでるところかな?」と、
みんな身を乗り出して保育者の動きを見て、次々と答えていました。
そして今度は、子どもたちに前に出てきてもらい、お題を聞いて、ジェスチャーに挑戦!
前に出ると、恥ずかしそうにしながらも、自分なりに動きを表現して伝えていました。

言葉を発しなくても、“身体の動きで人に伝える”という方法もあるのだと、
少し感じてくれたようです。

いよいよ来月、初めての運動会を迎える赤組(3歳児・満3歳児)さん。
子どもたちに「運動会って知ってる?」と問いかけると、
「走る!」「YGK(ウォームアップ)をみんなでする!」
「(去年)青組さんがパラバルーンしてたよ!」など、
思い思いにイメージすることを発表してくれました。

運動会がいつあるのか、どんなことをするのか、
イラストを用いながら、子どもたちと確認していくと…
「古屋記念堂」の写真を見て、「ひろーい!」「きれい!」「行ってみたーい!」と、ワクワクした様子の子どもたち。「どこにあるのか、今度歩いて行ってみよう!」と言うと、目を輝かせていました。

これから、運動会を楽しみに迎えられるよう、紙芝居を見たり、去年の運動会の映像を見たりしながら、運動会のイメージをふくらませていき、
「どんな姿を見に来てくださるお客様に伝えたいか」、
子どもたちと一緒に考えながら、探究を進めていきたいと思います。

・・・・・・・・・
上記の保育は、本園のPYP探究ユニット「伝えよう(運動会)」のカリキュラムとして計画しております(PYPについてはこちらをご覧ください)。

◆教科の枠をこえたテーマ: 私たちはどのように自分を表現するか
◆中心的アイディア(Central idea):さまざまな方法を使って自分を表現し、人々に伝えている
(PYPでは、探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central idea)と呼びます。)
 ◆探究の流れ:・いろいろな表現方法・より人に伝わる表現の仕方


このブログの人気の投稿

風で動くもの

野球にちなんだ運動遊び

秋から冬への移り変わり