冬のもの探し

冬探しをすすめている赤組(3歳児・満3歳児)さん。
朝はすっかり冬の寒さとなり、幼稚園の園庭にも変化が・・・。
登園してきた子どもたちが、
「先生!お庭が白いよ!」「テーブルに氷みたいなのがあるよ!」「葉っぱも!」と発見!



霜がおりていたことに気がつくと教えに来てくれて
「冷たいね」「(触ると)すぐに溶けちゃうね」「これ、雪かな?」
と、不思議そう。

登園時の服装にも変化が・・・
「寒いから、マフラーしてきたよ」「あったかい服着てきた!」

秋から冬への移り変わりによって、身の回りの変化をいろいろなところで感じているようです。

こちらは、ライブラリーで冬探し。
絵本にも冬のものってあるのかな?と探してみると・・・
「雪だるまが描いてあるから、冬の絵本じゃない?」「サンタクロースも冬だよね」
表紙の絵を見ながら、冬にちなんだお話をたくさん見つけました。

一方、クラスでは・・・
ある朝、教員が自宅の畑から採ってきた野菜を見て
「すごい!ダイコン、大きい!」「重たい!」
隣に並んでみると、身長と同じくらいの大きさで、さらにビックリ!

「冬に畑で採れたってことは、ダイコンは、冬が旬の食べ物じゃない?」
秋と同様に、管理栄養士から「冬に旬の食べ物」について教えてもらうことに…。

まずは、ダイコンが冬の旬の食べ物か尋ねてみると、
「もちろん、ダイコンは、冬が旬の食べ物です!」と答えが返ってきて
「イエーイ!!」と、嬉しそうな子どもたち。
他にも、ニンジン、ブロッコリー、ホウレンソウ、ミカン、ゆず、洋ナシ(ラ・フランス)・・・
魚では「ブリ」という大きな魚がおいしいと教えてもらい、黒板いっぱいに「冬の食べ物」が並びました。

そして、おでんやお鍋、スープのような、温かい料理を食べると体があたたまること、
唐辛子やしょうがなど、辛い物も体をあたためてくれることも知りました。

給食の時間には、さっそく「冬の食べ物」を探し始めた子どもたち。
クラスに回ってきてくれた管理栄養士から、
昨日の給食に出た、青組(5歳児)さんが収穫した長禅寺菜も冬が旬の野菜であることも聞きました。

10月末からすすめてきた探究ユニットも、いよいよ締めくくり。
一人ひとり自己振り返りシートに取り組んでいます。

秋のものを振り返ったり、冬になってきて変わってきたものについて考えたり。
この探究活動を通じて、自然物にたくさん関わり、触れたり、遊んだりするなかで、
いろいろなことを発見してきた子どもたち。
「何でだろう」「不思議だな」と考えたり探究したりする姿、
「これは、〇〇っていうんだよね」「〇〇は、秋の旬の食べ物だよ」と知識を増やしていく姿を
嬉しく思っています。
これからもこうした体験を積み重ねて、
「季節の移り変わりは、人々の生活に影響する」ということを感じとっていってほしいと思います。


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上記の保育は、本園のPYP探究ユニット「秋・冬の自然」のカリキュラムとして計画しております(PYPについてはこちらをご覧ください)。

◆教科の枠をこえたテーマ:世界はどのような仕組みになっているのか
◆中心的アイディア(Central Idea):季節の移り変わりは、人々の生活に影響する(PYPでは、探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central Idea)と呼びます。)
◆探究の流れ:・今の季節・季節の移り変わり・季節の移り変わりと人々の生活



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