こうしたら、みんなで気持ちよく過ごせるね!
これまで、遊んだ後の振り返りの時間を大切に過ごしてきた青組(5歳児)さん。
日々の積み重ねのなかで、みんなのアイディアがたくさん詰まった遊びになっていきました。
その遊びが盛り上がっていった頃には、他学年の友達、保護者の方、他園の先生方など、
いろいろな人に遊んでもらう経験も。
そのたびに、「楽しかったよ」「よく考えたね」「さすが青組さんだね」など声をかけられると、とても嬉しそう。
自分たち以外の人に遊んでもらうことで、「みんなが楽しめる方法」について、新たな気づきも増えていきました。
そんな子どもたちと、「みんなでなかよく、気持ちよく過ごすための方法」や自分自身の行動について振り返り・・・
「(使いたいものが一つしかなかったら)ジャンケンをして順番を決める」
「(相手が)話したいことが話しやすいように、笑顔で聞く」
「伝わるように心を込めて言う」「全員で集合して会議(話し合いを)する」など、
今まで経験したことを次々に発言したり、その意見一つ一つに拍手で賛同したりする姿に、
「何か問題があった際にはいろいろな方法によって解決していける」ということを実感しているようで、頼もしく思いました。
これからも様々な方法を使いながら、仲間と心地よく過ごす時間を積み重ねていってほしいと思います。
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上記の保育は、本園のPYP探究ユニット「ダイナミックワールド」のカリキュラムとして計画しております(PYPについてはこちらをご覧ください)。
◆教科の枠をこえたテーマ:この地球を共有するということ
◆中心的アイディア(Central idea):様々な方法によって、コミュニティー内の問題は解決する
(PYPでは、探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central idea)と呼びます。)
◆探究の流れ:・よい人間関係の特徴・コミュニティー内の問題解決・よい人間関係をつくるための個人の責任