黄組PYP「劇遊び」
毎日、絵本や紙芝居を読みながら、いろいろな作品にふれている黄組(4歳児)の子どもたち。
おもしろい場面では声をあげて笑い、楽しい場面では笑顔が絶えず、優しい場面ではあたたかな雰囲気に包まれ、悲しい場面だと静かに絵本を見つめるなど・・・
それぞれのお話の世界を感じているようです。
読み終わった後には、
「楽しかった~!」「なんか、心が優しくなった」
「海の絵がきれいだけど、どうやって描いたのかな?って思った」
「(オオカミが)お腹を切られたけど、痛くなかったのかな?」など、
感想や疑問を伝え合う姿も見られます。
また、「悪いこと(いたずら、人が悲しむこと)をすると、悪いことをが(自分に)起こる」
「優しくすると、みんなが幸せになる」「協力することが大切!!」など、
お話から伝わってきたことを語る姿も…。
そのようなことを繰り返しているうちに、自由遊びの時間にライブラリーへ行き、好きな絵本を見つけ友達と読み合ったり、「これ、みんなで読みたい」と、家からも絵本を持ってきたりする姿も増えてきました。
さらに、絵本や紙芝居の感想を伝え合っている際、ある子が物語の一場面を体で表現しました。
そのことをきっかけに、みんなで体を使ってなりきることもしました。
その他にも、物語に登場するものを絵に描いたり、身近な素材を活用しながらつくったり・・・
自分たちでつくった指人形やペープサートなどで、演じたりする姿も。
子ども達が様々な方法でお話の世界を楽しんでいるようで嬉しく思っています。
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上記の保育は、本園のPYP探究ユニット「劇遊び」のカリキュラムとして計画しております(PYPについてはこちらをご覧ください)。
◆教科の枠をこえたテーマ:私たちはどのように自分を表現するか
◆中心的アイディア(Central Idea):お話は人々を魅了しメッセージを伝える(PYPでは、探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central Idea)と呼びます。)
◆探究の流れ:・それぞれのお話の特徴・それぞれの伝え方の効果・パフォーマンスの振り返り