様々な表現方法を取り入れながら…

自分たちで劇の題材に選んだ作品を、クラスのみんなで繰り返し読んできた黄組(4歳児)さん。
それぞれの場面を想像してみたり、登場人物の気持ちになってみたりして、
自分たちなりにお話の世界を深く広く感じていきました。

そして、劇遊びを通じて「伝えたいメッセージ」を伝えるには、何が必要かを考え・・・
「言う言葉(台詞)!」「衣装!青組さんがオペレッタの時に着てたよ」
「音楽!」「歌をうたう!」「ダンスしたらもっと楽しい思う」
「絵本にこうやって描いてあるから、絵も描こう」など、
活発にアイディアが飛び交い、それを実現しようと、みんなで取り組んでいます。


「そらまめくんのベッドはふわふわだから、中に新聞紙を入れたらいいよ」と素材の特性をいかしたり、

「ペットボトルに水を入れたら本当の海みたいになるんじゃない?」
「このプチプチ(緩衝材)泡みたいでしょ」と
広い海をつくりたいと、様々な素材を持ち寄って試行錯誤したり・・・

「ピーナツの殻はかたいからこういう感じはどう?」と、歌詞に合わせたダンスを考え

「一人だと長くないけど、みんなで繋がったら長く見えるよ」と、提案する姿も。

様々な表現方法を使った、楽しい劇ができそうです。

ソレイ先生に、自分たちがする劇の英語版の絵本を読んでもらうことも。
「言葉はわからなかったけど、絵を見たらわかった」
「先生が手を動かしたりしてくれたから伝わった」など、
伝えるための方法は言葉だけではないことを実感しているようでした。

いろいろな豆が登場する劇を演じるクラスでは、
家から本物のソラマメやサヤエンドウを持ってきて、みんなに紹介することも。
「(ソラマメの鞘は)本当にふわふわだ!しっかりしてる」「サヤエンドウは・・・」など、
実物に触れることで、絵本の世界への理解を深めていた様子。

このような経験を日々積み重ねながら創り上げていく劇がどうなっていくのか、
保護者の皆様にも楽しみにしていただければと思います。

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上記の保育は、本園のPYP探究ユニット「劇遊び」のカリキュラムとして計画しております(PYPについてはこちらをご覧ください)。
◆教科の枠をこえたテーマ:私たちはどのように自分を表現するか
◆中心的アイディア(Central Idea):お話は人々を魅了しメッセージを伝える(PYPでは、探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central Idea)と呼びます。)
◆探究の流れ:・それぞれのお話の特徴・それぞれの伝え方の効果・パフォーマンスの振り返り

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