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6月, 2025の投稿を表示しています

バケツ稲の栽培

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生き物探究をしてきた黄組(4歳児)さんの子どもたち。 先日、ご縁があって「きらめき夢ファーム」の山田さんからいただいた「虹のきらめき」という種類の苗をバケツに植える経験をしました。 ファームの土、黒土、赤玉土、鹿沼土の4種類の土を「ミックス、ミックス」と、混ぜる土づくりから開始。 さらに、水を入れてこねて土の感触を味わって・・・「きもちいい~」 水を入れてさらに練ると、「さらさらになってきた!」「ふかふかになってきたよ」土が柔らかくなりました。少し時間をおいて、土を寝かせて…米の土づくり完成!! 一人一つずつ、ご協力いただいたバケツに、丁寧に苗を植えました。 「長禅寺菜守り隊2号」として活躍している青組(年長5歳児)さんに憧れをいだいていた黄組さんは、自分たちから、「お米守り隊!」になるんだと、はりきっていました。そこで、あらためて、なんていうネーミングにしようかと、みんなで相談することに。 すると、「お米育て隊!」「お米守り隊がいい」「お米をみんなで食べ隊!」など、いろいろな名前が出てきて…微笑ましく思いました。そんな中、「お米大切にし隊♡」という意見がでると、みんなから「おぉぉ!!」と声があがりました。そして、「お米大切にし隊」に決定!! 「おおきくなぁれ、おいしくなぁれ!」と、飼育や栽培、観察を日々楽しんでいます。 今日は、みんなで赤組(3歳児)の時に、植えたジャガイモの収穫へ。 「おぉき~い!」「赤ちゃんのもあったよ」とみんな大喜び! 保育室では、友達が持ってきてくれたカイコが繭をつくる様子や、ヤモリの脱皮の様子など、じっくり「生き物探究」を楽しんできたからこその出合いがありました。 今回の探究から、自分たちの身近な場所には、いろいろな生き物がいて、共に住んでいるということを実感することができたようでした。この経験が、今後にどう活かされていくのか楽しみです。 上記の保育は、本園のPYP探究ユニット「身近な生き物」のカリキュラムとして計画しております(PYPについては こちら をご覧ください)。 ◆教科の枠をこえたテーマ:世界はどのような仕組みになっているのか ◆中心的アイディア(Central idea):人々は、いろいろな生き物と住んでいる(PYPでは、探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central Idea)と呼び...

ナマステ~!!

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「世界のことをもっと知りたい」と、いろいろな方法で調べたり、知ったことを伝え合ったりしてきた青組(5歳児)さん。子どもたちにとって嬉しい出来事がありました。 先日、インドから幼稚園の先生方が来園し、数日間、一緒に過ごしてくださったのです! 先生方の姿を見るなり、「ハロー!」「どこから来たの?」と積極的に話しかける子どもたち。 一緒に先生方の故郷バンジャビ地方のダンスを踊ったり、 インドの民族衣装サリーを着付けてもらったり。 「ナマステ」と挨拶の作法も教えてもらいました。 世界のお祭りに興味のあった子どもたちは、 世界の図鑑に載っていた“ホーリー祭り”について話を聞くことに。 “ホーリー祭り”は、カラフルな色の粉を塗りあったり、色水を掛け合ったりして新しいシーズンをお祝いするお祭りであるということ、 インドの幼稚園では、葉っぱやお花を粉に見立てて籠いっぱいに入れて撒き、ホーリー祭りごっこをしていることを知り、みんなで真似て遊びました。 また、世界のお菓子や飲み物について探究している子どもたちは、 自分たちでつくった茶道コーナーに先生方を招待したり、 インドのお菓子を一緒に粘土でつくったりしました。 日本に「昔から大事にされている食べ物」があるように、 インドにも伝統的な食べ物がたくさんあることや、 それぞれの国で、「大事にされているもの」があることに気づき始めたようです。 異なる文化を持つ方々と触れ合い、互いに親しみを深め合えたこと、 また、知りたいことを直接尋ねたり教えてもらったりしたことが新たな刺激となり、 子どもたちの探究心はさらに高まっているように感じます。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 上記の保育は、本園のPYP探究ユニット「いろいろな国」のカリキュラムとして計画しております(PYPについては こちら をご覧ください)。 ◆教科の枠をこえたテーマ: 私たちは誰なのか ◆中心的アイディア(Central Idea): 世界にはさまざまな国があり、それぞれの人々によって大事にされているものがある(PYPでは、探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central Idea)と呼びます。) ◆探究の流れ: ・それぞれの国で有名なもの、大事にされているもの ・それらが有名になったり、大事にされたりしている理由 ・それぞれの国で大事に...

IB学習者像(Learner Profile)を遊びに取り入れて

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すっかり幼稚園での生活にも慣れ、それぞれに好きな場所、好きな遊びを見つけて遊び出せるようになってきた赤組(3歳児・満3歳児)さん。 保育者が一緒に遊ぶなかで、友達と関わって遊ぶ姿もたくさん見られるようになりました。 4月からスタートしている、PYPユニット「最初の一歩」。この探究ユニットの中で特に大切にされている「IB学習者像(Learner Profile)」(IBプログラムを通じて「こういう人になろう!」と掲げられたもの)は、 「コミュニケーションができる人」 「バランスのとれた人」 「信念をもつ人」の3つです。 「IB学習者像(Learner Profile)」の言葉を、身近に感じてもらえるようにと、赤組では、様々なゲームを行ってきました。 一つ目は、「コミュニケーション」を取り入れたゲーム。 昨日から各クラスに実習の先生が入ったので、実習の先生とも仲良くなれるようにコミュニケーションゲームで遊びました 名前を発表し合ったり、「ひっつきもっつき」の歌に合わせて、触れ合い遊びをしたり。 「仲間集めゲーム」にも挑戦しました! ルールは、「朝、バスに乗って来たお友達」、 「○○チームのお友達」など、保育者の言うお題を聞いて、 その仲間を集めてお友達と手をつないで集まるというゲームです。 同じコース、同じチームの仲間で集まる際には、「○○くんも、○○コースだよ!」とお友達を誘う姿、みんなで円をつくる際に、友達を輪に入れてあげる姿も。 友達や実習の先生と、言葉や仕草でコミュニケーションをとりながら遊ぶことで、お互いに笑顔もたくさん見られました。 また、先日は、「バランス」を取り入れたゲームにも挑戦! 「バランスをとる」ということを、体で実感できるようにと、片足バランスゲームや お手玉を体の様々な場所にのせるゲーム、 カラフルブロックの上を落ちないように進むゲームをしました。 「見て見て!バランスできたよ!」と、子どもたちからも「バランス」という言葉が! 給食の時間には、給食は、給食の先生が体の栄養のバランスを考えてつくってくださっているから、 残さず食べることも体のバランスを整えることにつながるということを伝えると、 頑張って食べようとする姿も見られました。 「信念をもつ人」の「信念」と言う言葉は、子どもたちに伝えることが難しいのですが、 頑張って最後までお片付けをして...

もっと知りたい

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先月、iCLA国際リベラルアーツ学部の留学生の方々と交流した青組(5歳児)さん。 その活動をきっかけに、世界への興味が広がっています。 友達と一緒に、出会った留学生の出身国を、世界地図や絵本を見て場所を確かめたり 国旗を描いているうちに、国旗には意味があることを発見したり 国旗について知ったことをクラスの友達に紹介したり・・・ 給食の時間には「サンキュー」「謝謝」など、留学生が聞かせてくれたそれぞれの国の挨拶の言葉で、盛り付けのお礼を伝える姿も見られます。 こんなふうに毎日のように国旗や言葉にふれているうちに、 世界にはたくさんの国や地域があることも感じ始めている様子。 世界に関する本を見て「世界のお祭りだって。楽しそう!!」とイギリスのパンケーキリレーをしてみたり、 「これやってみたい!」と、インドのカバディに挑戦したり・・・ 気になったことをみんなで試しています。 以前、日本の和菓子やお茶に興味をもったクラスでは、 「前に(多文化教育サポーターの)先生に教えてもらったフィリピンのバナナキュー食べてみたいね」と言って身近な素材で再現し、 スリランカではお茶が有名だということを知ると、世界のスイーツやお茶に興味を広げていきました。 多文化教育サポーターの先生から、 去年の青組(5歳児)さんがつくったジップニー(フィリピンの乗り合いバス)を使って、 乗り方や支払いの仕方などを教えてもらうクラスも。 これからも「なんだろう?」「知りたい」の気持ちを大切にしながら、 世界の素敵なものをたくさん発見していってほしいと思います。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 上記の保育は、本園のPYP探究ユニット「いろいろな国」のカリキュラムとして計画しております(PYPについては こちら をご覧ください)。 ◆教科の枠をこえたテーマ: 私たちは誰なのか ◆中心的アイディア(Central Idea): 世界にはさまざまな国があり、それぞれの人々によって大事にされているものがある(PYPでは、探究の末子どもたちに実感を伴って理解してほしい概念を、中心的アイディア(Central Idea)と呼びます。) ◆探究の流れ: ・それぞれの国で有名なもの、大事にされているもの ・それらが有名になったり、大事にされたりしている理由 ・それぞれの国で大事にされているものを周りの人にも伝える